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憎たらしいほどの青空

カーテンを開けて、
窓も開けた。
今日は心地良い晴れ。
ほんのり太陽のにおいがした。
可愛らしい小鳥たちも鳴いている。

でも、私の心はずっとどんより、
何をしても楽しくない。
涙がぽた、ぽた、と落ちる。

20代後半になり
これまでの人生を振り返ると
24歳で病気になったこともふくめ
思い通りにならなかったことばかりで
心がずっしりと重たくなっていく。

あの時感じてた悲しみ
あの時感じてた辛さ
あの時感じてた違和感…
そういうのが今更になって
輪郭がくっきり、はっきりしてきた。

気づくのが遅くなってごめん、私。


30歳を目前にして
10代、20代の頃の痛みと向き合ってる。
両親に言い出せなかったこと、
自分らしくいられなかったこと、
人の目を気にしながら選択をしたこと。
私の人生は一体何だったのか
全部全部間違ってたような気がしてくる。

24歳の時からひたすらに
双極性障害と闘ってきたはずなのに
耐えてきた時間は、私の負担になって
後悔に変わってしまうのか…

更にはもっと過去の痛みまで
芋づる式にずるずる引っ張り出てきて
これまでの自分が丸ごと敵になってしまうのか…




頑張ってきたのにね、
耐えてきたのにね。

今は気に入らなくて
未来も見通せないのに
過去も辛い思い出になっちゃったら
どうやって生きていこう。



憎たらしいほどの青空。
私の心もこれくらい晴れてくれたら
痛みが雲に乗って消えてくれたら
どんなに良いだろうな。






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