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煌めき 〜SHINee WORLD VI [PERFECT ILLUMINATION] JAPAN FINAL LIVE in TOKYO DOME〜

先日、韓国のアイドルグループSHINeeの
東京ドーム公演に行ってまいりました。

彼らとの出会いは昨年8月に行われた音楽フェス
The MusiQuestでした。

2023.08.26 @幕張メッセ

私のその日のお目当ては
ロックバンドNovelbright。
(彼らの魅力はまた後ほど!)
当日は6、7組の出演者がおり
皆魅力的すぎる…と目を輝かせていたところ
特に惹き付けられたのがSHINeeでした。


それから半年経った先日、2/24、25日
ついにSHINeeとの再会を果たしました✨
今回は6年ぶりの東京ドーム公演だったそう。
私はファン歴1年未満のひよっこですが
そんな私が純粋に感じたことをここに
書き記したいと思います。

1.ライブ全体の感想

まずはじめに…
昨年夏に彼らに出会ってから
これまでにリリースされている曲を
片っ端から聴き漁ってきましたが
生歌は本当に格別でした😭

オープニングの登場では
大きな扉がゆっくりと開いて姿が見えた時の
会場の拍手と歓声でぶわっと鳥肌が立って
ワクワクを超えてぞくぞくしたのを忘れません。

ダンスナンバーやポップ、バラードなど
曲の雰囲気に合わせて数曲ずつ区切って
間にMCを挟みつつ進行。
特にダンスナンバーは圧巻で
昨夏に聴いた思い出の曲
『Don't call me』『HARD』『JUICE』
などがもう一度聴けて感動でした。

彼らは日本語がとにかく上手で
通訳の方を連れて来ず自分達で会話をします。
昨年もびっくりしたけど、改めて驚きました。
お互いが話す日本語がちゃんと理解出来て
そのうえ面白いことまで言える。
なんてすごいんだ!!😳

そしてもうひとつ。
シャヲル(SHINeeのファンダム名)の方々が
とっても優しく、会場全体があたたかい空気。
音楽が好きなのでライブの参加経験は
結構多い方だと思いますが
トップクラスに良い雰囲気で心地よかったです。


私はあの曲が懐かしいなとか
そういった感覚にはなれないけど
彼らの長い長い歴史のダイジェストを見せてもらい
心がいっぱいになった一日でした。


2.双極性障害つぼみ として思うこと

LOVEで涙を堪えていたミンホさん
colers of the seasonできらり涙を流したKEYさん
ラストのコメントで涙を見せたテミンくん
3人それぞれの涙は綺麗とさえ思えて
私もぼろぼろ泣いてしまいました。涙😭

母国語ではない言語の歌を
こんなにも心を込めて力強く伝えられること
真っ直ぐな想いと努力の結晶なのだと思います。
あたたかくて切ないような
過去と今と未来が混ざったふわふわの雲のような
全てを包み込む気持ちが届きました。

2階席から見た会場のペンライトは
本当に美しくてキラキラ輝いていて
SHINeeから見た景色はどんなかな?
と考えながら、想像力を精一杯膨らませて
全身で音楽を受けとりました。

5人のメンバーがいるSHINee。
今回のステージは3人で魅せてくれました。
休養中のリーダーオニュさん
天国にいるジョンヒョンさん
3人の素晴らしいステージを
きっと笑顔で見守ってくれていたと思います。

何かを続けることは
自分の人生だけを考えてても大変なのに
5人のメンバーが集まり
デビューから15年以上共に同じ方向を見て
ファンを想い続けてくれることは
何にも変え難い信頼と愛の形なのだと
音楽をとおして感じることができました。

会場ではOnewやJonghyunと書いた
グッズを持つ方々も沢山見かけ
5人として愛されるSHINeeが本当に素敵でした。


3.ジョンヒョンさんへ、そして最後に

※少しセンシティブな内容を含みます

2017年に天国へ旅立ったジョンヒョンさん
精神疾患を患う私は
その遺書を何度も何度も読み返し
痛いほどわかるその気持ちを想像しては
一度でいいからあなたの歌う姿が見たいよと
心の中でそっと、そう語りかけています。

憂鬱は僕を飲み込み、僕はそれに勝てなかった。
終らせることは難しい。それが難しくて今まで生きてきた。なぜ死ぬのかと言われたら、疲れたからと言いたい。もううんざりな痛みを歓喜に変える方法は学んだこともなかった。
ただお疲れさまと言ってほしい。
笑うことはできなくても、責めて送り出さないでほしい。
本当にお疲れさま。
さようなら。

ジョンヒョンさん遺書 一部抜粋

闇につかまれて、逃げる気力さえも失う感覚
悲しむ人がいることだって当然分かっているけど
蝕まれた心がそれを止められない。
自責の念にかられ続けて疲れて
最後くらい周りからは責められずにいたい。
どんなに辛かったかな…

きっと、絶対、誰も責めてなんかいない。
でも、皆会いたがってるよ…


精神疾患だから皆同じわけではなく
症状はひとそれぞれありますが
憂鬱な気持ちが心を覆い尽くす感覚は
鬱特有で共通のものなのかなと思います。

絶望のなかで死の淵を行ったり来たり、
私だって何かのタイミングで死を選んだ可能性も
あったかもしれなかった。
決して生きてるから偉い強いということではなくて
一度闇につかまれると抜け出すのが困難で
時に自分ではないような判断さえしてしまうという
残酷な病気だということです。

大切な人との永遠の別れを経験したメンバーもまた
それはそれは壮絶な経験だったはずです。
想像するだけで心が痛み、辛い気持ちになります。
乗り越えるという表現は適切では無い気がするし
いつまでも悲しむのも望まれないことだと思うし…
年月をかけて向き合い、整理してきたのでしょうか。

今回のライブを見ていると5人の影が映し出されたり
オニュさんやジョンヒョンさんの声が聴こえたりと
5人でSHINeeだということが分かるような
演出がいくつもありました。
前述の通り、その場に居ないメンバーの
グッズを持つ方々もたくさんいて
気持ちに変に蓋をすることなく応援し
めいっぱいそれに応えるSHINee
という関係が心強く眩しかったです。


こうして素晴らしい音楽と出会い
それを通じてあたたかな感情を知れたのは
彼らがどんな時もSHINeeを続けてくれたから、
そしてシャヲルの皆さんが彼らを支え守ってくれたから
なのだろうなと勝手に想像しながら聴いていたら
気づいたら涙がどんどん溢れました。

煌く風に吹かれて
できるだけ遠くまで行こう
Rainbow in the sky
恐くない 恐くないさ
架け橋を渡ればSomeday
微笑むSpring
溢れるキミへの想いで彩る
Colors of the season

SHINee『Colors of the season』

最後に私が大好きな歌詞を。
どんな時も人生は不安定なもので
確約されたものなんてないけど、
信じたいと思えるなにかがあるのは
とても幸せで、生きる糧になると
改めて感じた二日間でした。

辛いことがあっても
ほほ笑む春のような日々が来ると信じて。


ありがとうSHINee💎ありがとうシャヲルの皆さん✨
皆様に幸あれ!



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