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先の夢へと

もうぼくには何もない
頭につながる意識と
あなたとの互いの関係の線は途切れた
この先もう
つながることはない

密閉された箱の中にいて
手を伸ばしても届かない
神経がどれだけ成長しても行き止まり
伝えられない
つながらない

それならば記念碑を建てよう
石で作って
そばに
暑い夏にはビーチパラソルを立てる
箱の中は窮屈だから
暑さ寒さは平常心で乗り切りたい
雪の冬は笠をかけてね
誰も気づかないから無理なこと

箱は多面体であればいい
四角形よりいい感じ
面数が多く円に近くて快適だそうだ
でもね
一人きりの空っぽだ
中には詰まりきって苦しいのに
そのものは空虚
何も変わらない

あなたとつながらないとぼくはもう何もない
感情が動かずに
開眼している眠りのひと
眠っているならいいのかも
夢ばかり
箱の中
夢の世界で生きられれば
あの夕焼けがやってくる
醒めることのない現の裏側
そればかりじゃないけどね

苦しいことも多いけど
それはもう昔の話
今からはずっと夢の国
ぽっかり空いた永遠の宴




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