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風の川

眠い空気
光景は戸惑って
こんなに簡単じゃない
涼しさに促され、気づいたら溝の道の丘
大きくて
何も走っていない
ここは今、風の川
飛ばされないように駆け抜けるのさ

太陽に向かってどこまでも
体は飛ばされ
心と頭は飛んで行くよ
炎の下まで
君の待つ常世
しょんがいな


灼熱の丘
鋼鉄が抜ける
陽炎の中の塊
丘の上、鋼鉄で踊る陽炎、そこにいくのさ
遠くて
熱風にうなされ
踊る、ここは風の川
どこまでも行って脱皮してやる

石と鉄の中をどこまでも
頭は飛ばされ
置いていかれるよ
太陽の下まで
僕の待つ楽園
しょんがいな


弾丸のように
止まらなく進む
脚とより早い気持ち
何かが外れてもまだ、止まりはしないのさ
はやってて
何もかも平穏で
順調な、風の川
どうしても止まらない謳歌

風に向かってどこまでも
止まらなく行くよ
すべては飛び散って
風の中まで
君の待つ君の中
しょんがいな


かなり昔に書いていた詞です。

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