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横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト卒業生たちのコラム。日本各地、海外で活動する多様な若者たちの思いち言葉に触れてください。Picture This Japan編集部
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記事一覧

私の留学ライフ in Malaysia ⑳交通手段

マレーシアでの基本的な交通手段は、日本とあまり変わらない。電車、車、バス、タクシーなど。 その中で1番便利なのがタクシー。Grabというタクシーのアプリがあり気軽に利用できる。値段も日本よりもはるかに安く、30分乗っても1000円いかない。 なぜよく使うかというと、電車やバスなどがあまり便利でないからだ。マレーシアに来る際には、必ず入れておいて損はないアプリの一つだ。 しかし、デメリットもある。一つは年々値段が上がっていること。もう一つは渋滞。通勤帰宅ラッシュの時間帯は

私の留学ライフ in Malaysia ⑲ビリヤードクラブの設立

私と友達は学校でビリヤードクラブを設立した。 マレーシアでは、ビリヤードが娯楽の1つとして絶大な人気がある。日本でいうダーツのような感覚。私も実際留学する前は一度もビリヤードをしたことがなかったが、周りの影響でマレーシアでする機会が多くなった。 学校のすぐ近くにビリヤード場があり、週に2〜3回友達と行ったり、24時間営業のビリヤード場で、朝までプレーしていたりととにかくハマっていた。すごく面白い。 友達の誕生日を祝ったある日、男友達たちとビリヤードクラブを作りたいという

私の留学ライフ in Malaysia ⑱ マレーシアの気候

マレーシアの気候はとてもおもしろい。 端的にいうと、基本が晴れか曇りのち雨。一日中雨が降る日は、一年で数えるほどしかなく、朝は太陽がしっかりと出ている。私はここがとても好きなポイント。 夕方の雨は3〜6時の間に1.2時間降るのがよくあるケース。たまにそのまま夜まで止まない時もあるが、それは滅多にない。観光ブックのいうベストシーズンは、一年中となっている。 雨季と乾季がある。10月〜3月あたりまでが雨季で4月〜9月あたりが乾季。雨季は文字通りだが、乾季に比べて雨が若干多く

私の留学ライフ in Malaysia ⑰ 宿命

マレーシアに留学している日本人たちが必ず直面する宿命がいくつかある。 1つはビザの問題。 国によって学生ビザの期間は3年や5年のところもあるが、マレーシアの留学ビザは1年ごとに更新しなくてはならない。更新中はパスポートを提出してしまうので、旅行にも行けなければ日本に帰ることもできなくなる。時期をしっかりと見極めて手続きをしないと学期休みの時どこにも行けなくなり、1人マレーシアに取り残されることが起こってしまう。手続きには時間とお金がかかり、大きなストレスの1つだ。 2

私の留学ライフ in Malaysia ⑯ アパートへ引っ越し

最近引っ越しした。 去年までは学生寮でくらいしていたが、日本でのインターンシップ後、マレーシアに帰ってくるタイミングで引っ越し、友達とシェアハウスで暮らし始めた。 留学3年目にしてやっと寮を出た。丸2年寮に住み続ける人もなかなか珍しいと思うが、友達とすぐ会える距離にいるのが楽しくて住んでいた。そして、新学期が始まるタイミングで心機一転しようと寮を出た。 寮の家賃は月1250(約4万円)リンギット。 今のマンションの値段は、1100(約3万5千円)リンギット。 それに加え

私の留学ライフ in Malaysia ⑮ 円安

マレーシアではリンギットという通貨を使っている。今日のマレーシアの1リンギットは日本円で32.6円。(google検索) 私がマレーシアに渡航した2021年10月は約28円ほどだった。いつも私と母は多く見積もって30円で食費や学費の計算をしていた。しかし今はどうだろう。この2-3年で4.5円も上がってしまっている。 家賃や食費も少しずつ上がってきてはいるが、まだ食費などは自分でコントロールもできるので許容範囲といったところ。しかし学費はそうはいかない。額が大きいのに加えて

日本での旧正月の過ごし方

新年快楽〜!!あけましておめでとうございます☆ 今年は2月10日が旧正月の元日でした。 今回は、旧正月の過ごした方をご紹介したいと思います。 日本にいながらも毎年旧正月を家族で祝っているので、 お正月と合わせて毎年2回も年越しをすることになってます。(笑) 除夕(旧正月の大晦日)の夜に家族で集まります。 まずは大人から紅包(赤い封筒)に入ったお年玉をもらいます。 成人していても家族内ではまだ子供だからーーともらえました。 夜は山下町公園でカウントダウンがありました。たく

沖縄紀行

2月の休暇に沖縄に行ってきた。楽しかったことを記録したい。 沖縄は中国と近い文化や慣習があると聞いたので、それも楽しみにして出発した。 写真に写っていないが、建物の前には「石敢當」と書かれた石碑がよく貼られていた。気になって調べてみたら、中国福建省発祥の風習のようだ。今中国にこの風習は残っていないが、沖縄には残っている。 姉と中国語で会話しているからなのか、海外からの観光客だと思われているようで、お店に入るときは英語で話しかけられる場面が多かった。 たまたま見かけたガ

朝鮮学校って?

私が通う朝鮮学校について少し説明したいと思います!! 最初に朝鮮学校はどんな教育をしているのかについてお話します。 私が通う朝鮮学校では週6日、月曜日から土曜日に学校に授業があります。 教科は国語(朝鮮語)、日本語(日本の学校でいう国語)、数学、理科、社会、歴史・地理(学年によって日本史・地理、世界史・地理、朝鮮歴史・地理に別れる)、英語の7科目の基本科目と体育、美術、音楽の3科目合わせて10科目です。 普通の日本学校と同じように定期テストがありますが、中間テストでも

私の留学ライフin Malaysia ⑭ インターンシップ

私はインターンシップをするために一時帰国中だ。 海外の大学ではよく、インターンシップをすることが学校のカリキュラムに含まれていることがある。 私の学部では、最低8週間、週5日のフルタイムと決まっている。 インターンシップをする時期は、だいたい最後の学期かその前の学期。その経験が単位になるので、自分の専攻とかけ離れているような会社でのインターンシップはカウントされない。そして、学校に会社登録し、許可を貰う必要がある。 私の場合どこの国でもよかったが、将来のことを考えて、

私の留学ライフin Malaysia ⑬海外大学の仕組み

海外の大学では、日本の大学よりフレキシブルで様々な制度がある。今回はそれについて書いていこうと思う。 まず、海外大学あるあるは、1年間に何回も入学できるタイミングがあることだ。私の大学でいうと3学期制で、それぞれの学期の初めに入学することができる。私は8月に入ったが、1月と4月にも入学ができる。もっと入学できる時期が多い大学もある。 そしてもう一つの特徴は、様々な制度があるということだ。マレーシアによくある制度の1つに、「ダブルディグリープログラム」というものがある。どん

小さな本箱への想い

この度、Picture This Japanの企画の一環として、シェア型本屋を借り、小さな本箱をはじめることになりました。 本箱の運営の軸は
 「写真のテーマを見える化する本箱」 です。
 私たちは写真というツールを使い、多様なルーツを持つ若者の自己表現をサポートし、そして日本社会には様々な視点があることを伝える場所を作ってきました。その1つの集大成として、2020年に過去のワークショップで撮影された作品を集めた作品集を出版しています。
 そこから、より多くの人にこの

私の留学ライフ in Malaysia ⑫ マレーシアでの年越し

2023年も終わり、2024年1月ももう終盤に差し掛かろうとしている。 私は1週間前に一時帰国をした。学校の関係で年末年始は日本に帰らず、マレーシアで過ごしていた。 マレーシアにはチャイニーズニューイヤーが2月のあるので1月のニューイヤーは日本ほど街が休むことはなく、31日も1日も街は通常に稼働していた。それぞれの宗教にも新年があるため、1月1日というのはそれほど大事にされていないのかもしれない。 季節は相変わらずの常夏だし、ニューイヤー感も無いしで、それはそれでいいの

コラムニスト Mari

プロフィール 中学3年生、日本生まれ、日本育ちの在日3世の韓国・朝鮮人。幼稚園から小中と「朝鮮学校」に通い、高校にもそのまま進学予定。元々写真が好きだったのもあり父の勧めで今年2023年度の「横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト」に参加。このプロジェクトを通して、自分が日本に住んでいて感じる生きづらさや違和感は、自分だけが感じているものではないのだと気づき、沢山の事を発信したいと思いこの活動に参加することを決める。