マガジンのカバー画像

Picture This Japan

46
横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト卒業生たちのコラム。日本各地、海外で活動する多様な若者たちの思いち言葉に触れてください。Picture This Japan編集部
運営しているクリエイター

記事一覧

日本での旧正月の過ごし方

新年快楽〜!!あけましておめでとうございます☆ 今年は2月10日が旧正月の元日でした。 今回は、旧正月の過ごした方をご紹介したいと思います。 日本にいながらも毎年旧正月を家族で祝っているので、 お正月と合わせて毎年2回も年越しをすることになってます。(笑) 除夕(旧正月の大晦日)の夜に家族で集まります。 まずは大人から紅包(赤い封筒)に入ったお年玉をもらいます。 成人していても家族内ではまだ子供だからーーともらえました。 夜は山下町公園でカウントダウンがありました。たく

沖縄紀行

2月の休暇に沖縄に行ってきた。楽しかったことを記録したい。 沖縄は中国と近い文化や慣習があると聞いたので、それも楽しみにして出発した。 写真に写っていないが、建物の前には「石敢當」と書かれた石碑がよく貼られていた。気になって調べてみたら、中国福建省発祥の風習のようだ。今中国にこの風習は残っていないが、沖縄には残っている。 姉と中国語で会話しているからなのか、海外からの観光客だと思われているようで、お店に入るときは英語で話しかけられる場面が多かった。 たまたま見かけたガ

朝鮮学校って?

私が通う朝鮮学校について少し説明したいと思います!! 最初に朝鮮学校はどんな教育をしているのかについてお話します。 私が通う朝鮮学校では週6日、月曜日から土曜日に学校に授業があります。 教科は国語(朝鮮語)、日本語(日本の学校でいう国語)、数学、理科、社会、歴史・地理(学年によって日本史・地理、世界史・地理、朝鮮歴史・地理に別れる)、英語の7科目の基本科目と体育、美術、音楽の3科目合わせて10科目です。 普通の日本学校と同じように定期テストがありますが、中間テストでも

私の留学ライフin Malaysia ⑭ インターンシップ

私はインターンシップをするために一時帰国中だ。 海外の大学ではよく、インターンシップをすることが学校のカリキュラムに含まれていることがある。 私の学部では、最低8週間、週5日のフルタイムと決まっている。 インターンシップをする時期は、だいたい最後の学期かその前の学期。その経験が単位になるので、自分の専攻とかけ離れているような会社でのインターンシップはカウントされない。そして、学校に会社登録し、許可を貰う必要がある。 私の場合どこの国でもよかったが、将来のことを考えて、

私の留学ライフin Malaysia ⑬海外大学の仕組み

海外の大学では、日本の大学よりフレキシブルで様々な制度がある。今回はそれについて書いていこうと思う。 まず、海外大学あるあるは、1年間に何回も入学できるタイミングがあることだ。私の大学でいうと3学期制で、それぞれの学期の初めに入学することができる。私は8月に入ったが、1月と4月にも入学ができる。もっと入学できる時期が多い大学もある。 そしてもう一つの特徴は、様々な制度があるということだ。マレーシアによくある制度の1つに、「ダブルディグリープログラム」というものがある。どん

小さな本箱への想い

この度、Picture This Japanの企画の一環として、シェア型本屋を借り、小さな本箱をはじめることになりました。 本箱の運営の軸は
 「写真のテーマを見える化する本箱」 です。
 私たちは写真というツールを使い、多様なルーツを持つ若者の自己表現をサポートし、そして日本社会には様々な視点があることを伝える場所を作ってきました。その1つの集大成として、2020年に過去のワークショップで撮影された作品を集めた作品集を出版しています。
 そこから、より多くの人にこの

私の留学ライフ in Malaysia ⑫ マレーシアでの年越し

2023年も終わり、2024年1月ももう終盤に差し掛かろうとしている。 私は1週間前に一時帰国をした。学校の関係で年末年始は日本に帰らず、マレーシアで過ごしていた。 マレーシアにはチャイニーズニューイヤーが2月のあるので1月のニューイヤーは日本ほど街が休むことはなく、31日も1日も街は通常に稼働していた。それぞれの宗教にも新年があるため、1月1日というのはそれほど大事にされていないのかもしれない。 季節は相変わらずの常夏だし、ニューイヤー感も無いしで、それはそれでいいの

コラムニスト Mari

プロフィール 中学3年生、日本生まれ、日本育ちの在日3世の韓国・朝鮮人。幼稚園から小中と「朝鮮学校」に通い、高校にもそのまま進学予定。元々写真が好きだったのもあり父の勧めで今年2023年度の「横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト」に参加。このプロジェクトを通して、自分が日本に住んでいて感じる生きづらさや違和感は、自分だけが感じているものではないのだと気づき、沢山の事を発信したいと思いこの活動に参加することを決める。

コラムニスト(Mimi)

Profile Born in Japan, but moved and stayed in Minnesota, USA, for 10 years and came back to Japan at the age of 14. Mimi joined Picture This Japan’s “Yokohama International Youth Photo Project” in 2022 while attending high school with Int

「沖縄へルーツを探る旅」 参加後記録

自分の先祖を襲った沖縄戦の歴史やさまざまな苦労、ルーツを辿った先に見えたものは、想像を超えるほどに向き合うのが大変で、本来の目的から少し逃げながら仕事に全振りした1ヶ月を送っていた。 横浜の鶴見からきた若者たちとの「第27回沖縄へルーツを探る旅」は、改めて自分が沖縄を訪れた理由を考え直すきっかけとなった。仕事詰めの日々から抜け出して、自分の感情に丁寧に、素直に向き合った1週間だったと感じている。  以下は、プログラム終了後すぐに記した「みんなの旅の感想レポート」の一部である

私の留学ライフ in Malaysia ⑪マレーシアの祝日

マレーシアには主にイスラム教、仏教、ヒンドゥー教の人がいて、それぞれの宗教のお祝い事が国民全体の祝日になっている。 そのため、祝日が日本に比べて格段に多い。そしてそれぞれの宗教に1月1日とは別に、ニューイヤーの日や週がある。それらは時期は決まっているが、日にちは毎年違う。 この感覚は日本人の私たちにはなかなかないことだと思う。 渡航初期は、祝日があまりにも多くどの宗教の何をお祝いしている休みなのか全く把握できていなかった。今でもマレーシア人の友達に明日休みだよと言われて

沖縄 ルーツ探しの旅②横浜鶴見からのルーツ探し

滞在開始から3ヶ月。沖縄を直撃した台風6号が過ぎ去った8月7日、台風後とは思えないほど雨が降り続く不安定な天気の中、鶴見から小中高生や先生たちが沖縄に到着した。彼らの旅は「第27回沖縄ルーツを探る旅。」沖縄から南米へ移民した先祖を持つ人たちが、つながりのある島を訪れる。私も沖縄に到着した彼らの活動に同行することになっていた。 沖縄と鶴見のつながりタクシーの運転手やふらっと入ったbarで話した人たちに、自分が沖縄出身ではなく、生まれ育ちが横浜であることを話すと「あ〜、横浜ね!

私の留学ライフ in Malaysia⑩日本生まれのハーフがマレーシアで住むということ

私のルーツは日本にあるが、母には日本の他に中国と台湾の血が流れている。父はガーナ。 そんな4つの国の血を持つ私が、自分のルーツに全く関わりのないマレーシアに留学している。複雑で面白いと自分でも思う。留学するまでは、他の日本からの留学生と変わらない気持ちでいたので、そんなことを考えることもなかった。 留学して2年強、今日まで何回他人に私のルーツの説明をしたことか。 「何人?」 「日本人。でもミックス。」 「どこのミックス?」 このやりとりをほぼ毎週している気がする。その

私の留学ライフin Malaysia ⑨ マレーシア英語の訛り方

私は10月の末でマレーシアに来てちょうど2年。時間というのはあっという間に過ぎてしまうものだ。 今回はマレーシアの英語について書いていこうと思う。 マレーシアの英語は訛りが割と強い方だと思う。「マングリッシュ」という造語があるほど。特徴はイントネーションが本来のものと全く違ったり、語尾に色々なものを付けたりする。正直なところ、留学する前、訛りがあるのは知っていたがここまでだとは正直思っていなかった。 最初に私が壁にぶち当たったのは学校に入ってすぐだった。2021年の8月