パリでは英語が出来ても仕事は見つからない
パリでは英語がどれほど上手でも、フランス語が話せなければ仕事を見つけるのはとても大変だ。
特にワーキングホリデーで行く人には尚更だ。私も去年の10月から1年間パリにワーリに行っていた身として、これは思ったよりも深刻な問題だった。
ここでは、何故なのかという理由と、実体験をもとにしたパリでの現実を書く。加えて、どのような職であれば就きやすいのかをリストに並べてみた
当初は「英語は十分話せるし、日本でも英語を使って仕事してきたからパリでも仕事は簡単に見つかるだろうな〜」なんて超楽観視していた自分をぶん殴りたい。
何故、英語は話せるけどフランス語を話せない人、しかも1年限定でしか働けない人を雇わなきゃいけないのか。企業側にしたら何のメリットも無い。大体、多くのフランス人は英語が話せるし、フランスにいる限りフランス語の方が圧倒的に使用頻度が高いのは分かりきっている。
このような人が行き着く先の多くは「日本食レストラン」だろう。
日本語でのコニュニケーションができる、フランス語ができなくても少しの単語を知っていれば接客はできるし、接客以外にもキッチンなどお客さんと話す必要の無い仕事がたくさんある。
もしあなたが、「それでも構わない。本当はフランス語を使って仕事をしたかったけれど、まずは仕事を決めたい。」と思うのであれば、私は躊躇わず日本食レストランで働くことを勧めるだろう。幸いパリは、オーストラリアほど出稼ぎの日本人がいなく、多くのレストランが求人募集を行なっている。フランス語、英語が話せなくても雇ってくれる所は多いと思う。実際に日本語しか話せない人も多くいた。
「いや、それでもせっかくパリにいるのだからフランス語の環境で頑張ってみたい!」というあなた。それならとことん、様々な場所に募集するといいだろう。
もちろん、あなたのフランス語力にもよるが、おそらくかなり大変だと思う。
理由は前述した通り、「なぜフランス語力がそこそこの日本人を雇わないといけないのか」だ。
さて、ここからは本題に入り
苦難な道と知っていながら、自分の挑戦したいことに全力で頑張ろうとする人達に、パリでの就職方法をお伝えしよう。ワーホリの人はよく読んで欲しい。
1.日本食レストラン
フランス語に自信がない、それでもフランス語を使って仕事がしたい。
というあなたは、日本食レストランの「接客」として仕事を始めると良いだろう。
先ほども言った通り、パリの日本食レストランの多くは常に求人を出しているので、結構簡単に雇ってもらえる。フランス語や英語ができなくても問題ない。
少しの単語を覚えれば、ある程度の接客ができるからだ。加えて、接客として働いていれば話す機会が強制的に設けられるので、絶好のスピーキングとリスニングの勉強場所だ。フランス人のお客さんは、話したがりの人も多い。
2.カフェ
多くの人はカフェで働いてみたいという願望があると思う。私もそうだった。
「フランス語はあまり話せないのにカフェで働けるの?」
という疑問は当然だが、これに関しては
運が良ければ働ける!
である。そうなんです、フランス語が苦手でも運が良ければ働けます。
ここで言う「運が良い」というのは、宝くじのような運の良さではなく
努力の上に成り立つ運なので、自分の力で変える事も可能です。
どういう事かと言うと、カフェはカフェでも、アメリカやオーストラリアから来たチェーンのカフェ、又は個人経営のカフェを狙ってみると言う事です。
これらのカフェは、従業員もフランス語があまり話せない人もいたり、フランス語が話せるかどうかはあまり気にしないという点があるからです。
実際に私が経験したのは、家の近くに新しくカフェができ、行ってみたらなんと日経のカフェだったのです。オーナーはフランス人でしたが日本人の従業員もいたので、空いてるポジションは無いかダメ元で聞いてみたら、バリスタしか募集してなかったです。私はバリスタの経験が無いのでダメでした。
また別の店舗では、従業員同士は英語で会話していました。フランス人でないことは間違いないです。そこのカフェのホームページをみるとカフェ店員を募集していました。そこにはフランス語は必須ではなく、代わりに英語が必須となっておりました。しかし、女性のみが応募可能となっていたのでダメでした、、、
このように、フランス語が話せなくても運が良ければカフェで働くことはできるんです。もちろんバリスタの経験があればもっと選択肢は広がると思います。
3.ベビーシッター
これはどこの国でも王道の就職先ではないだろうか。
しかし、ある程度の語学力がないと雇ってもらえないのも事実であるが、パリには多くの日本人が住んでいるので日本人にベビーシッターをやって欲しいと思う人は少なくない。給料も悪くはなく、交通費を払ってくれる人もいるので運が良ければ結構稼げると思う。
応募方法はいくつかあり、基本的にはサイトに登録するか、MixBなどの日本人向けの求人サイトから直接コンタクトを取るか、である。
私自身、フランスのベビーシッターを募集しているサイトに応募したことがあるが、未熟児をお世話した経験がなかったためダメだった。もしそういった経験のある人はかなり有利だと思う。経験が全くないと言う人はMixBから応募してみるといい。定期的に募集をかけているようなので、一度コンタクトを取ってみるのもいいかも。また、パリには多くの外国人が住んでいるので英語でベビーシッターを探すと、日本語よりは簡単に見つかると思う。
まとめ
フランス語が話せなくて英語は話せるという人、パリでの職探しはかなり気合を入れないと自分のやりたい職には就けない。という事は覚えておいて欲しい。
最初はものすごく大変だとは思いますが、慣れればきっと楽しいはずです!
ここに書いてあることが誰かの役に立てたら幸いです。
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