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コラム:匿名SNSの人気を考える

こんばんは。ピクティア広報の橋本です。今までは開発に関わるストーリーやお知らせを配信していました。今後は、アプリを開発する過程で気が付いた事もコラムとしてゆるーく掲載していきます。

今回はピクティアも含まれる『匿名SNS』について考えてみたいと思います。

■匿名SNSとの出会い

恥ずかしながら、ピクティアと関わる前はInstagramを除くSNSには疎い方でした。ピクティアのマーケティングに関わるようになり、始めて類似サービスである匿名SNSについて調べました。そのサービスの多さに驚いた事は今も覚えています。

SNS(特にInstagram)は認知(自分を見つけてもらう)も大切な役割の1つです。そこに重きを置いて運営する企業・ブランドアカウントも多いのではないでしょうか。『SNSとはそういうもの』と考えていた私は【匿名】と【SNS】は相反するモノという印象を持っていました。企業アカウントはもちろん、個人のアカウントでも、友人の近況を知る為に使用していたので、SNSに匿名性を求める人がいる。という事にとてもびっくりしました。

■SNS疲れが身近な問題に

人がSNSに匿名性を求めるようになった理由を考えたときに、やはり思い浮かんだのはSNS疲れ。この疲れ方は人それぞれだと思います。キラキラした人の日常、今の自分には刺激が強すぎるモノが自分の意志に関係なく目に入ってしまう、いいね!やフォロワーの数を自分の価値のように感じてしまう、コメントやいいねを返すのに追われる、、、日常生活の一休みのタイミングでSNSを見るのに、これだとちょっと疲れちゃいますよね。ちなみに私は赤の他人でも攻撃的なコメントの応酬が目に入ると、すごく疲れます。

また投稿するにしても【映え】や【大喜利】的な要素にあふれたSNSに、今日の私のちょっとした出来事(煮物が上手に出来た!とか)を投稿して、誰か喜ぶ人いるの?と投稿ためらってしまいます。でも映えたり、オチのある面白い事って日常の中に多く潜んでいないですよね。

リアルの世界と繋がっていたり、リアルと同等くらいのSNSアカウントを運用している人にとって、今のSNSは神経を使う・削られるケースがあるのではないでしょうか?

■匿名SNSの利点を最大限に

弊社で実施したアンケートでは、匿名SNSに興味を持った方の多くは、SNS疲れしない事、映えや評価を気にしない事、誹謗中傷の可能性が低く、気軽に使用できる事に魅力を感じるという回答が多くありました。

SNS疲れは避けたいけれども、今日の出来事を整理したい。ただ誰かの存在を感じたい。そんな時確かにあります。このニーズが匿名SNSという新しいサービスを生んだのではないでしょうか。

このニーズに最大限応えたいと考えた私たちは、匿名だけでなくアカウントとコメントが無い写真SNSに挑戦しています。匿名であってもアカウント情報があると、個人として認識され、コミュニケーションが発生する事もあります。またアカウント情報が無くても、文字があると投稿内容に対し『適切かな?なんか言葉が違う気がする、、、』と気を使う事もありますよね。ただただ写真を楽しむ事が出来る。その体験に価値を感じて頂けるようにチャレンジをしていきたいと思います。

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■おまけ

実は私も匿名のSNSを1つ運用しています。アカウントを作成した時は特にテーマを決めていなかったのですが、かれこれ3ヵ月くらい、思ったまま感じたままにつぶやいています。なんとなく過去の投稿等をふりかえると『嬉しかった事、感謝したい事』ばかり投稿している事に気が付きました。

現実世界の私は確かにポジティブな方ですが、憎まれ口や斜に構えたような物言いをしてしまう事があり、発言の後に『あぁ、、あんな事言うんじゃなかった』と反省する事もしばしば。そんな私からは少し想像しにくいくらいハートフルな言葉で溢れたアカウントになっていました。こういう言葉を現実世界でも使えるようになれば、反省したり自己嫌悪に陥る事もなさそうです。これからは意識してそうしようと思いました。

何気ないからこそ、新しい自分の一面が発見できるのは、匿名SNSの魅力の1つですね。

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