空港⇆ウランバートル市内移動のはなし
旅行者が使うバスは基本的には無い
ウランバートル…、というかモンゴル、外国人が気軽に乗れる路線バスみたいなものがない。
募集型企画旅行であればチャーターされた観光バスが送迎も全部やってくれるけど、個人で乗れるその手のバスは全くと言っていいほど無い国なのである。
チンギスハーン国際空港⇆ウランバートル市内の足
個人でモンゴル着いたらどうやって市内に出るのっと。
考えられる方法は3つ。
①uBusを頼む
空港に着くと、タクシーとパーキングのカウンターがある。
世の中が活動している日中の時間であれば、ここでリムジンバス的役割を果たしているuBusというサービスを利用できる。
料金は30,000トゥグルグで、余程離れたとこでもない限り、市内のホテルならどこでも行ってくれる。
実際に来る車両はちょっと高級感のあるハイエースみたいなやつである。
逆に市内から空港へは、宿に頼めば大体どこでもuBusを手配してくれる。
混雑などの状況によっては一日2~3便しか無いこともあるようなので、時間の融通は利かせづらい。
空港行きの場合は料金後払い制になり、バスをおりてからカウンターまで運転手に先導されて支払う。
クレジットカードは本来使えるが、端末の操作が苦手な人に当たると手こずって諦めてしまうことがある。
②カウンターで呼んでもらうタクシー
早朝や深夜に到着する便だと、uBusにすぐに乗れないことがある。
いい時間まで空港で待つのが億劫な場合は、uBusと同じカウンターでまともなタクシーを呼んでもらえる。
料金は1人だとuBusの倍以上するが、同じ市内に向かう人と同乗することで安くしてもらうことが出来る。
自分が利用した時は2人組のモンゴル人と一緒にタクシーに乗って、自分の支払いは35,000トゥグルグだった。
カウンター仲介の場合は提示された料金を先払いする制度なので、トラブルも起きづらく安心感がある。
但し依頼してから30分くらいはタクシーを待ち続ける必要があり、一般車タイプが来ることも多い。
スーツケース4つ持ちとの同乗だったため、ひとつはトランクに乗りきらず後部座席管理となっていた。
当たり前だがホテルからもタクシーを呼んでもらえる。
同じタイミングでタクシー待ちをしている宿泊者がいる場合は、個人交渉にて割り勘も可能かもしれない。
また、宿独自にピックアップ・ドロップオフサービスをしているところもある。
料金は片道85,000トゥグルグ~
③その辺で客待ちしてるタクシー 白タク
空港の到着ロビーに出ると、すぐさま「タクシー?」と声がかかる。
特にどこかの正規のドライバーでもない個人タクシーである。
真面目に仕事をしてくれるドライバーが大半だが、なんの保証もない見知らぬ人であることに注意したい。
夜の空港周辺は漆黒に包まれる草原しかないエリアなので、犯罪に巻き込まれたらその時点で詰みである。
特別懇意にして信頼出来るドライバーなどでは無いのであれば、1人で乗るのは控えたり避けるのが無難である。
モンゴル人の時間厳守意識は高め
モンゴル人の時間に対する意識は、日本人と近く早め早めでの行動が軸になっているっぽい。
ウランバートル市内の交通事情は渋滞しまくりでなかなか悲惨なものなのだが、頼んだuBusやガイドとドライバーは大抵時間より早く到着してくれる。
まだ真っ暗な早朝にチャーターを頼んでも、やっぱり15分くらい早めに来てくれていた。
極めつけは遊牧民で、なんとも時間にルーズそうな偏見を持ってしまうが、30分くらい幅をきかせた約束の時間が設定されていると、大体15分まえぴったりに到着する。
複数の国に変になれていると足には余裕を持たせがちになってしまうが、モンゴルでは出発時間についてはあんまり心配する必要ないなと思った。
都市間移動も車頼み
空港路線のみではなく、都市を結ぶバスもなかなか見かけることは無い。
都市の移動はもっぱら車のチャーターか、あるいは別の街で解散するタイプのツアー利用である。
モンゴルらしい旅をするなら遊牧民の村とゲル滞在は絶対必要なので、ガイドとドライバーをつけて周るのが便利。
一日15000円くらいでドライバー兼ガイドを頼むことが出来る。
日本語ガイドが必要であれば、広場近くにあるHIS Mongoliaに問い合わせると見つかるかもしれない。
おすすめの日本語ガイドはOCHIRさん(LINE名称)。
街中では時折ヒッチハイクしている地元民や旅行者の姿も見かける。
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