健康体をめざしているわけじゃない

身体のこと健康を話すようになると、毎日無農薬の野菜を使った健康的な手料理、お菓子は食べない、小麦もとらない。パンも、パスタも、ラーメンも食べない。あれは身体に良いけど、これはダメ。これもだめ。みたいな極端な生活スタイルのイメージを持たれそうですが。
私は食べます。
モンスターを飲むことはなくなったけれど、コンビニのおにぎりもほとんどとらなくなったし、週2ラーメンみたいな頻度ではなくなったけれど、友達とパスタランチもするし、ラーメンも好きだし、お菓子も食べます。

ちょっと肌の調子が不安定だなぁとかかゆみがあるなぁみたいなときは
今日はイタリアンじゃなくて和食にしようとか、夜飲みに行くときは甘くないお酒1~2杯にとどめておこう、飲まないでいいなら今日はソフトドリンクにしよう、平日忙しかったから土日は家でゆっくりする時間を予定としていれておこうとかストレスが貯まらない範囲で小さな工夫は沢山します。

ダメだと言われていること辞めたほうが良いと言われている食べ物が
体質改善にはかなり多く、しかも私の好きな食べ物はだいたい避けたほうが良いといわれる食べ物ばかり。最初の数週間は守れても、今まで食べてきた好物を急にやめることはやっぱりストレスで、生活リズムが崩れたタイミングでつい食べてしまっては自己嫌悪に陥るみたいなことが最初はありました。健康な生活を守る以外にも現代の私にはやるべきことやりたいことがたくさんある。

でも必死になってた時期もありました、藁にも縋る気持ちの日々もありました。
数十冊の本を読んで、健康に良いとされる調味料や無農薬の野菜、アトピーが不足しがちなビタミンを補うためのサプリメントや健康食品、お金が許す限りなんでも取り入れていた時期もありました。

ルールにがんじがらめになって毎日楽しくないし、治すために情報を探してもあれ食べたらだめ、これは絶対避けて！みたいな情報が多いし、いつまでこんな食生活を続けないといけないのかと鬱蒼とした気持ちになったりもしました。

そしてあるとき、ふっと思ったんですよね。
私は自分の身体を健康体に仕上げるために頑張っているのか。
薬に頼らずに健康的な肌で毎日楽しく生きるために改善しようとしてたんじゃなかったのか？と。
結局薬を使わなくなっても、手放せない（手放すと不安になるような）高い健康食品に囲まれて生きるのは、同じことなんじゃないのか。

死んだときの身体の中をきれいな状態にするゲームじゃない。
美味しいもの好きなものは食べる人生の方が私は幸せ。
美味しいレストランではお酒も一緒に楽しみたいし、ベルギーにチョコを食べにいくために飛行機乗るぐらいチョコレートは大好きだし。夫と食べるラーメンは最高だし。

そんなことを考えながら1年間ぐらいかけて自分なりに無理なく続けられる「ちょうどいい」を見つけてきました。
なんでも同時に始めてしまって何が自分の身体に効果があったのかもわからない状態から、ちょっとずつ試してみようと思えるようになりました。

もちろん禁止されている食べ物を食べなかったほうが早く改善したかもしれません。禁止されている食べ物は一切食べないと自分を律する力が強い人もいると思います。

だけど私にとってのちょうどいいは誰かとは違う。私にとって無理なく続けられるは、他のアトピーを治したInstagramの向こうの方とは違う。
生活スタイルも違えば、かけれるお金も違う。今までの生活スタイルもまったく違う。

そう思えるようになってから、自分の身体を改善していくことをつらく苦しいものではなく、理科の実験ぐらい新しい化粧品試すぐらいの気持ちで
あれ取り入れてみよう。これは意識して避けておこう。これはしばらく続けてみようができるようになりました。

私の場合は食事管理のストレスが大きかったらしく、あれこれ禁止したりいいもの食べるのにめちゃくちゃこだわっていた時より、ストレスがかからない範囲で食生活を整えるようになってからの方が体質の改善が見られました。
いや、、、ストレスは良くないとかよく言われてますけど、本当にそうなんだなと実感した出来事でした。（なんでストレスが身体に良くないんだろう。どう良くないんだろうって気になって体のホルモンのこととかも勉強したんですけど、また別のnoteで書けたらと思います。

そんなマイペースな体質改善ですが、変化もありました。
味覚が敏感になって薄味でも楽しめるようになったし、あまりに添加物が多い加工食品を食べたいって思う頻度はずいぶん減りました。
コンビニ食はけっこう受け付けなくなりました。
チョコレートはなんでも美味しいと思えてたのが、植物油脂が多いチョコレートはあまりおいしいと思えず、舌が肥えました。（笑）
自分が食べたいと思うものから、大体自分が今何の栄養が足りてないとかわかるようになりました。
あ、あと夫が職場で肌キレイと褒められる頻度が増えたらしいです。

こういう変化を体感すると、あぁ自分の身体の中はみえないけどちゃくちゃくと改善しているんだなぁと思えて、続けていく励みになりました。

これからも自分のペースで体質改善を続けていこうと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。