「自分の強み」の見つけ方
「自分の強み」ってなんだろう。
社会人1年目の時の私の頭の中は
強みを構成するグラフを作ったら、私はとんがりがないただのまるだなぁ
同期は、圧倒的知識量と相手に寄り添う力で、着実にお客様の信頼を勝ち取ることができる人。容量と事務処理能力が高く、残業はほとんどしないのに成績は私よりもいい同期。
人に依頼するのが得意で、1年目からリーダーとして周囲から認められる違う支店の同期。
強みグラフを描いたらどこかはとんがっている人ばかりで、自分がこれからこの会社で活躍していくために何を武器に何を伸ばしたらいいのだろうとずっとモヤモヤしていました。
自己分析系の診断(ストレングスファインダーやエムグラムなど)をみつけては受けたり、脳科学系の本もたくさん読んで。
彼氏に私の良さを聞いたりもして。
結果に関してはあんまりしっくりこず。
書いてある内容って強みじゃなくて性格やなって思ってました。
そんな自分の強みが少し分かりだしたのは
社会人3年目、フリーランスになって半年ほど経った頃。
自分とは性格も仕事の進め方も得意分野も真逆のような人と一緒に仕事をしたことがきっかけでした。
その当時は相手がなんでこういう風に仕事を進めるのか、相手が何を考えて動いているのかまったく理解できず、一緒に仕事しにくいなぁと相手のせいにして苦しくなっていて、好きなはずの仕事にも前向きに取り組むことに迷いが生じるような状況で、「自分の強みはなんだろう」なんてことは頭の片隅にしまわれていました。
ただその当時の自分の考え方、物事のとらえ方では状況は変わらず、ついに我慢しきれなくなって、信頼できる人に話を聞いてもらいました。
今私が難なくこなせているこの仕事や役割、この考え方、決断のスピードって案外強みなのかもしれない。自分の中ではできて当たり前だったからこそ気づかなかったけど、正反対な彼女と周りからの客観的なアドバイスのおかげで、自分の強み(個性)をすこし知ることができました。
今振り返って思うのは、
会社員の時は似た価値観の人が比較的多く、バレーで例えるなら、自分含めアタッカーが周りにたくさんいる状況。たくさんのアタッカーの中で自分のアタッカーとして何が強みか探しているような状況でした。
フリーランスになってからは、セッターとリベロ(バレーのポジションです)と一緒に仕事をしてる感覚で、そもそも持っている強み(個性)がみんな違います。
似た価値観の中で働くよりも、より丁寧に自分の考えを相手に伝えたり、相手にあわせた依頼の仕方だったり、人と共に働くことを覚えるきっかけにもなったし、自分の強み(個性)に気づくきっかけにもなりました。
一人一人個性があるように、強みがないなんて人はいないなとも思えた経験でした。
次のステップは、ともに働くメンバーの強み(個性)を掛け合わせ、コーディネートとして、組織のパワーを最大化させること。ともに働くメンバーが私と一緒に働きたい、なにか「こと」を始めるときに私は入れておきたい。と思われる自分になっていきたいと思っています。
いただいたサポートは、自分のクリエイターとしてのスキルアップに使いたいと思います