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ぴこりん活動日誌

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「自分を語る時間を届ける活動」の足あと
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2019年11月の記事一覧

彼らが私の北極星

彼らが私の北極星

「思春期の子どもたちが真似しても大丈夫な生き方ができているか」

この問いが私の軸になっている。

私が仕事を辞めた理由前職の仕事上、思春期年代の子どもたちとじっくり話せる機会に恵まれてきた。

学校のこと、友人や家族とのこと、彼らが向き合う問題をテーブルの真ん中に置いて、あーでもない、こーでもないと話し合う時間が大好きだった。

大人からみたら“気にしすぎ”、“考えすぎ”で片付けることもできてし

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ポートレイト試行錯誤中

ポートレイト試行錯誤中

友人にポートレイトのモニターになってもらい、聞いて書くことを始めた。

久しぶりに聞くことをしてみて、やはり私は話を聞くこと、人を書くことが好きだと気づく。それと同時に考え直すことも。

私がやりたいのはインタビュー?モニターをお願いするとき、私が聞いて書くという活動のイメージを共有しやすくなるかと思い、「ここでインタビューさせてね」のように何気なくインタビューという言葉を使っていた。

でも、ど

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目に見えないものの価値

目に見えないものの価値

書くということは、なんとなく自分の中に埋もれた考えや価値観の輪郭をハッキリさせてくれるものだと思う。

昨日のnoteに、「対話など形のないものの持つ価値を自分が信じきれていない」と書いた。そう書いてみて、私はそんなふうに思っていたのか?!と驚いた。私は本当にそう思っているのだろうか。

私がやってきたことは私が心理士として働いてきた10年ほとんどの時間を、人が直前している出来事や気持ち、葛藤やニ

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大事な出会い

思春期を生きる子どもたちが私の北極星であることは心理士の仕事を辞める前も辞めたあとも変わらないけれど、彼らに直接かかわる仕事はもうやらないかもしれないなと思っていた。もう満喫しましたというかんじで。

でも、やはりチャンスがあったら何かやりたいと思う出会いがあった。

インド人の青年今年の秋、久しぶりに海外へ行った。その直前に少しは英語に慣れておこうと、カレー屋さんで開かれた英語でしゃべる会に参加

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『春に』

『春に』

谷川俊太郎さんの『春に』という詩が私は大好きだ。

詩もいいけれど、合唱曲もまた素晴らしい。私にとっては合唱祭の定番曲だったのだが、若い世代にも同世代の友人にも知っている人がほとんどいなくて意外に思う。

春にざっくり言うと思春期の気持ち、葛藤をうたっている。

喜び・悲しみ、いらだち・やすらぎ、憧れ・いかり

反対同士みたいな気持ちが一緒になって胸の中にあって、自分の中で起こっていることなのに、

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