ドリイミング　11月1日

湖の前に立っている。ふさふさのススキに大きな鳥がとまっていて、重みで左右に大きく揺れたりしているところの前に自分は立っている。湖に浮かんだ小さなボートから好きだった人が目を合わせずに私を呼ぶのに、私は足元の花を摘むのにいっぱいいっぱいで返事を後回しにしている。

陶器の大きなカフェオレボウルにたんぽぽとガーベラとネモフィラとひまわりを入れて運んでいるとPちゃんが髪を、チワワがプリーツスカートの裾を引っ張って呼び止めるので振り向くと、好きだった人がすぐ近くにいて悲しい顔をしていた。そんな顔を見ていられなくて、後退りすると舞台袖に立っていて、チェロを抱えた人が握手を求めてきたのでその手を取ると幸せな感じがする。
促されるまま歩みを進めるとまた湖のところへ来て、突き出た橋のところに茶色いアップライトピアノの前に座らせられる。私は妊婦になっていて、お腹がピアノに当たるので椅子を引いて弾き始める。

あたたかい素麺をすする。緑色のガラスの器に入った錦糸卵とかまぼこの煮麺を箸ですくうと、また隣に好きだった人がいるので、自分の器を抱えてその場を離れるようとすると、また悲しい顔をする。
絵筆を持たされて白い大きな布の前に立たされる。私は筆を放り投げながら背の高いススキをかき分けて食べかけの煮麺を一生懸命探した。

カレソ10/31-11/1の夢(睡眠時間 約5時間)