証明 | 相加相乗平均
この記事では、ヘッダーに掲げた
(a + b )/2 ≧√ab という
相加相乗平均の不等式が成り立つことを
複数の方法で証明する。
①左辺-右辺≧0を導く
②面積の関係から。
上の図のように、
縦の長さがa, 横の長さがbの長方形を
4つ並べて、
一辺の長さが(a+b)の正方形を作る。
このとき、
正方形の面積は、長方形4つぶんの面積より明らかに大きいから、
次のような式が成り立つ。
③半円と三角形の相似を使って。
円Oの直径AB上に、任意の点Hをとる。
そして、点Hを通り、直径ABに垂直な直線を引き、円Oの周との交点をCとする。
このとき△ACH∽△CBHだから、
線分AH=b, 線分BH=a, 線分CH=X
とすれば、
b : x= x : a
よって、X=√ab。
線分CHの長さが最大になるのは、
点Hを点Oにとったとき(CHが半径になるとき)である。
半径をrとすれば、
a + b = 2r だから、r = (a+b)/2
よって、(a+b)/2 ≧ √ab。
…Q.E.D
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