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読書 | 萩本欽一(編著)「欽言力」日本文芸社


 少し前に「#愛読書で自己紹介」という個人企画をしました。
 そのさいに、今までに私が読んだことのない本の世界を知りました。
 
 たくさんの方がたくさんの本を紹介してくださったので、なかなか全部の本を読むことはできませんが、その中で、ゆずさんが紹介してくださった萩本欽一さんの「ダメなときほど運はたまる」が気になっていました。

 図書館で借りようかな、と思ったのですが残念ながら置いてありませんでした。その代わり、といっては語弊がありますが、萩本欽一(編著)「欽言力」(日本文芸社)を借りて読んでみました。

 いくつか印象に残ったことをまとめてみます。
⚠️そのままの引用ではありません。私の解釈が多少まじると思います。



 学生時代、借金で税金も払えなくなった頃、家族全員で夜中まで帰らないことがあったとのこと。
 夕食代は受け取っていたが、何も食べず、そのお金でよく映画を見ていた。チャップリンの「モダン・タイムズ」を見たとき、心が満たされていた。



「一人でも応援してくれる人がいたらやめるな」



 自分にできないことがあったら、それより一歩下がったところから練習する。



「石の上にも五年」
→一生懸命やれば、本当は三年でできてしまうことに五年かける。「三年」に目標設定をすると、焦り、方法論を間違えやすいから。



「死にたい!」と思ったとき、本当は「生きたい!」って心が叫んでるんだ。

→これは分かるような気がします。本当に死にたいなら、黙って死ぬ。「死にたい!」は、今と違う状況で生きたい!という意味。



「欠点を転がせ!」

→欠点は長所になる。欠点を個性と言い換えてみる。欠点がきれいに転がるとき、その人のキャラになる。



「思い通りにいかない道に、実は運が落ちてる」



「トータルで考えると、人生はチャラ」

→16年貧乏生活がつづいたあと、16年以上幸せなことがつづいた。その時、テレビの仕事をやめた。
 萩本さんがテレビから消えた頃のことは私は覚えています。たけしさん、さんまさんたちのひょうきん族の人気や、タモリさんの人気と、逆転した頃。たぶんつづける道もあったでしょうけど、一線から引いたから、今があるんでしょうね。こういうふうには本に書いてありませんが…。



全員の意見を平等に聞く民主主義では、大成功はない。

→「ブレイクスルー」は、ひとりのとんでもない意見で成り立つ。



子供には、やさしい「嘘」が必要なときもある。

→父親が浮気で土曜日しか帰ってこなかったとき、母親は「まじめに仕事をしているから家に帰ってこない」と嘘をついた。そして見事に萩本さんは騙された。
 しかし、事情が分かったあとも、父親への尊敬の気持ちは変わらなかったと書いてあります。というのは、お母さんがお父さんのことをずっと好きだったという気持ちが伝わったから。

 これには賛否があるでしょうね。でも、私はこういう嘘はあってもいいと思いました。私はカント主義者だから「絶対ウソはダメだ!」と言うべきですけどね。矛盾は承知しつつ、子供の前では親の事情って全部話す必要はない。


結び

 全体で150ページ弱。そして、余白も多いので実質的にその半分くらいの文章です。30分程度で読み終わりました。

 小さい頃、よくテレビを見ていましたから、懐かしくて一気に読みました。

 ゆずさんのおかげ😄。紹介してくださった本はまたあとで探します😊。



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