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短編 | 夜光おみくじ

「焼こう!凶のおみくじなんて」

「おみくじを焼くなんて聞いたことがない」

「だってさ、超久しぶりにおみくじ引いたら『凶』なんて縁起が悪すぎるじゃん」

「気持ちは分からんでもないけど、焼くって」

「だって今日に限って『凶』なんて」

「今日と凶をかけた?」

「いや~、ダジャレじゃないよ」

「そっか~。『焼こう!』おみくじ…」

「焼こう!おみくじ」

「夜に焼こうおみくじ?」

「夜光おみくじ😄」

「やっぱり、ギャグかぁ😄」

「焼こう!はヤバいけど、夜光おみくじは、あったら楽しそうだね」

「蛍光塗料でも塗れば、夜光おみくじは簡単にできそうだね😄」

「あ、でも暗いところに持っていくと、『凶』の文字が光るって、考えようによっては怖い((( ;゚Д゚)))」





山田えみこさんの作品に大いに刺激を受けました。お礼申し上げます💝。

私は、「焼こう!」と「夜光」をかけてみました。

冬の愛す」。

なんとロマンチックな響きでしょう😊
「愛す」と「アイス」かけているところまでは解読できたのですが、深淵な意味が込められていると感じています。

冬「」愛す、ではなく、敢えて冬「」愛す、とするところに非凡さを感じました。この「」という助詞の使い方が、かなり秀逸です。

また、「愛す」という動詞を使いつつも、「アイス」という名詞で終わる体言止めも心憎い🙄。

意味的には、敢えて寒い冬に「アイス」を食べるという粋なところがすごい。二重三重に仕掛けが施されているギャグのようにも思えます。

しばし、考察を重ねてみようと思います。

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