哲学からのメッセージ
哲学に興味を持ちはじめた最初の頃に読んだ本。今でもたまにざっと読み返すことがある。
木原武一(著)「哲学からのメッセージ」(新潮選書)。
この本の中で、7人の哲学者が紹介されている。
目次を見るだけでも、イメージが湧いてくる。
哲学書というのは、それぞれの哲学者に独特な言い回しがあり、必ずしも数学書のように理路整然と書かれているものではない。
「何を前提としているのか?」「どこに向かって主張がなされているのか?」ということが見えないと理解しにくいものだ。
基本的には、1つ1つレンガを積み重ねるように理解していくものだが、ある一節が「分かった!」と思えると、芋づる式に分かることもある。
はじめてキルケゴール「死に至る病」を読んだとき、「キルケゴールって難しい!」と感じたが、「メルヘンと思えばいいのか!」と思ったら、納得できる箇所が増えた。
全般的な哲学的知識を得ようと思ったら、プラトン、アリストテレス、スピノザ、ヒューム、ハイデガー、サルトルが抜けているから物足りない感じがしないでもないが、初歩的な哲学的思考を身につけるには良書だと思う。
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