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すぐに法的措置をちらつかせる人が増えました

 法律の知識はあったほうがいいけれど、法廷で争わなくてもいいことを、なんでもすぐに法的に解決しようとする人が増えたような気がする。

 「ごめんなさい」の一言で済みそうなことを、いちいち「なにが悪いの?」と開きなおる。曰く、「私はルールにしたがっており何も悪くない!!」と居直る。

 法的になんら悪いことをしていなかったとしても、相手が嫌がることをやってしまったら、とりあえず「ごめんなさい」と言えばいいんじゃない?

 お金の貸し借りとか、双方が話し合って納得できるならばいちいち法廷に持ち込んで争う必要なんかない。話し合っても話が平行線になって、双方ともに納得がいかなくなったら、法廷で争えばいい。

 「女ってバカだね」「関西の女は○○」「B型女は○○」と言っても、誰だか特定できないような言い方なら一般的には誹謗中傷には当たらない。しかし、言われた女性が嫌な思いをしたなら「ごめんなさい」だけでいい。

 こういう時に、「誹謗中傷には当たらない」とか「そんなつもりはない」とか、法律的には云々かんぬん言う人って、人間としてどうなの?と思う。

 私が思うに、民事的なことは両者が話し合うことが最初にくるものなんじゃないのかなぁ?第三者に入ってもらってもいいけど、お互いに話す努力をまったくしないで、「すぐに法的措置をとります」ってバカなんじゃないの?

 謝れば済むことを強弁して、「私は悪いことなんてしていない!!」って主張するのはバカだと思う。相手の気持ちをさらに逆撫でして、無駄なエナジーを使う。お互いに何のメリットもない。

 法的な決着というのは、完全にどっちが勝ち、完全にどっちが負けるということは少ない。意図しなかったとしても、一言「ごめんなさい」で済むことを、すぐにどっちが正しいとか、正しくないとか、面倒くさい。

 電車が揺れた。となりの人の足を踏んでしまった。私はわざとじゃないし、相手を傷つける意図なんてなかった。そういう時、私なら「ごめんなさい」って、足を踏んでしまった人に謝るよ。
 でも、そういうシチュエーションの時も、「これは不可抗力でなんちゃら~」とか言って、絶対謝らない人がいる。そんなことで法廷闘争してどうすんの?バカじゃなかろか。。。



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