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note企画マニュアル | うまい企画・へたな企画




はじめに


 「青ブラ文学部」という企画をはじめての1年以上が経過しました。我ながらよくつづいていると思います。
 青ブラよりも前から企画物をいくつもやっています。もちろん、自分よりも前から他の人の企画物はあったし、参加したりしたこともあります。
 そういったことから「良い」と思ったことは自分の企画にも取り込んでいますが、「良くない」と思ったことはやらないようにしています。


 企画をやる意味はいろいろありますが、いちばんの理由は「クリエイター」(少なくともnoteではみなそう呼ばれている)だから。

 クリエイターとはなんでしょう?
 自らの作品を書いたり、作り上げていくことは「クリエイティブなこと」ですが、「クリエイティビティ」はそれだけにとどまるものではありません。
 自分がまわりの人を巻き込んで、自分の代わりというか、自分には作り上げることが出来ないものを作ってもらえるように働きかけること----これもクリエイティブなことだと考えています。

 自分が作品を作ることが1つの答えならば、問いを発してその答えをみんなで考えるように仕向けることもクリエイティブなことです。


 ワイルズはフェルマーの「予想」を証明しました。ワイルズが偉大なことは否定しませんが、フェルマーのほうがクリエイティブだったのではないかと個人的には思っています。フェルマーの謎の書き込みが、どれだけの多くの人々をいくつも数学へといざなったことでしょう?


 自ら答えを導き出すこと、自ら問いを発すること。いずれも、価値のあることです。
 どちらのほうが好きかという好みはあるだろうけれども、両方できるほうがいい。自分自身が素晴らしい作品を作り上げることも、誰かが作品を作り上げる手助け(というと烏滸がましいけれども、きっかけを与えること)となることも、クリエイティブなことです。

 前置きが長くなりましたが、本論に入ります。


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