ブリコラ型 vs 職人型
毎日noteを書くならば、「ブリコラ型」が良いのか?それとも「職人型」が良いのか?
職人型とは、「詩なら詩、小説なら小説、イラストならイラスト」のように、毎回決まった型をもって書き続ける人のこと。
ブリコラ型とは、その日に思ったことを思ったままに書くような人。詩だったり、小説だったり、、、と毎回のように型が変わる人。
私は明らかに「ブリコラ型」である。
ブリコラとは、「ブリコラージュ」(Bricolage)の略語。
もともとは日曜大工という意味だが、レヴィ=ストロースの「野生の思考」で使われてから「有り合わせのものでやりくりする」みたいな意味で使われる。
今日の夕食は何を食べよう?、と思ったときに、冷蔵庫の中にある食材だけで何かを作る、のようなやり方が「ブリコラ型」。
アイデアが思いついたとき、時間があればそのまま書いて投稿するときもあるが、時間がない場合は、タイトルのみを下書きにしたり、思い浮かんだことを箇条書きにしておくこともある。
下書きを仕上げる前に、別のアイデアが思い浮かんだら、新しい下書きにメモしておく。そして、下書きがたまっていく。
結局のところ、書きたいと思ったときに書いておかないと、書こうという熱が冷めていくので、下書きに入れておいた記事はそのままお蔵入りになることが多い。
三年間書きつづけて、私にはブリコラ型が合っているようなのだが、このやり方だと、長編小説や体系的な記事はなかなか書けない。
日々思ったことを散発的に書きつづけるのも良いのだけれど、もうちょっと体系的に書きたい気持ちもある。
思いつきは思いつきだから、短い時間で書ける。手のひらに落ちる雪のようなもので、あとで書こうとしても書けなくなる。
だから、ブリコラ型をつづけているのだけれど、私の記事は短い文の羅列のようになっている。
自分の記憶保存のために書いているからそれでいいのだが、長編小説のようなものも書いてみたい。だが、長編小説は1日では書き終わらない。また、執筆中にも時はどんどん過ぎていく。その間に生まれた着想は、闇に葬るしかない。まだその勇気は持てないでいる。