詩 | ごめんね

ホントはね
わかってるの
わたしのほうが
悪かったって

だけどね
あなたのほうが
悪いって言っちゃう
わたしがいるの

すなおになれなくて
自分でもイヤになる
たった一言「ごめんね」って
言うだけでいいのにね

ずっと「ごめんね」って
言えていないのに
あなたはいつもいつも
折れてくれてるよね
つらくないかな？

「ごめんね」「ごめんね」って
いつも思っているわ
こんなわたしより
きっとあなたに
もっとふさわしい人が
いることでしょう
わたしじゃないわ
ごめんね

いいんだって
きみはきみのままで
いてくれたら
それでいいんだよ

いつも寂しがり屋で
ちょっぴり強がってる
きみのことがスキなのは
ほかでもない僕自身なのだから

きみの「ごめんね」がなくたって
きみの「ごめんなさい」の気持ちは
僕には見えているから
「ごめんね」なんて
言わなくていいよ

きみにはずっと
僕のとなりにいてほしい
無邪気に笑い　無邪気に怒る
きみのことがスキなんだ

だから「ごめんね」なんて
言わないでいい
僕が愛しているのは
僕に見えているのは
きみだけなのだから

なのにいまだに
きみのことを
「スキだよ」って
すなおに言えなくて
ごめんね

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妄想恋愛詩｜山根あきら | 妄想哲学者🙄｜note

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