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エッセイ | 黒潮大蛇行

 中学生の地理の時間に、日本付近を通る海流について学ぶ。
 海流は、気候だけでなく、漁業にも影響を与える。少し海流について復習しておこう。

 代表的な寒流は、千島海流(親潮)とリマン海流。代表的な暖流は、対馬海流と日本海流(黒潮、ホントに黒いらしい😄)。
 太平洋側を流れる暖流の親潮と寒流の黒潮が出会うところは「潮目」と呼ばれ、三陸海岸辺りはよい漁場となっている。

 この記事で話題にしたいのは、「黒潮」。現在、黒潮は大蛇行の状態がつづいている。2017年8月から現在に至るまで、5年以上つづいているという。

 黒潮大蛇行のことを思い出したのは、最近話題になった迷い鯨のヨドちゃん。残念ながら死んでしまったが、紀伊水道に沈められる光景をテレビで見た方も多いだろう。
 コンクリートとともに沈められた。そこまでしなくても、と一瞬思ったが、黒潮の流れは早い。

 鳴門の渦潮は瀬戸内海と紀伊水道の干満差により生じる。

 海流だから、地形や時間によって異なるが、紀伊半島沖では、時速6km、時には時速9km程度の流れが観測されることもあるという。また、1秒間に流れる海水量は東京ドーム48個分に相当するという(東京ドームと言われてもピンと来ないがとにかく「すごい」のだろう😄)。
 
 これだけの勢いがあると、コンクリートなしでは、また湾内に押し戻される恐れがあったのだろう。

 もうひとつ、黒潮大蛇行を思い出した理由は、最近スーパーなどで、さんまを見かけなくなったこと。黒潮大蛇行と直接関係あるのかどうかはわからないが、もしかしたら関係があるかもしれない。


 とりとめのない雑感になってしまうが、最近、海のことをよく考える。
 雪が大量に降るのも、海流が関係しているし、大阪の鯨や東京に現れたトドも、もしかしたら海流が関係しているかもしれない。

 普段、陸地に住んでいるから海のことを忘れがちだが、光合成は森林だけで行われるわけではなく、海洋生物による光合成の果たす役割も大きいだろう。
 地球温暖化と海流も大いに関係あるだろう。
 海流について、少し勉強してみたいな、という気持ちになっている。


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