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元・障害者就労移行支援員のエンジニアがつくる、孤立を解決するための広場

PIAZZAのプロダクト開発チームで地域コミュニティアプリ「ピアッザ」のAndroidアプリの開発を担当している長澤さんは、異色の経歴の持ち主。

「孤立を解決したい」と力強く語る長澤さんに、地域コミュニティへの想いをお聞きしました。


前職は支援員 兼 エンジニア

ーーはじめに、簡単に自己紹介をお願いします!

出身は新潟県の山奥で、高齢者率が50%を超える限界集落です。
新潟→宮城→東京と成長するにつれて徐々に大きな街に生活圏内を移しています。

現在はPIAZZAでエンジニアをしていますが、前職は障害者就労移行支援事業を行っている会社で支援員兼エンジニアとして働いていました。

ーー支援員だったんですね!エンジニアの方で支援員って珍しい経歴ですよね。

そうですね。あまり多くはないかもしれないです(笑)

他人の心や想いに寄り添ってくれる、やさしい長澤さん

頼れる人が居ない、そんな孤立を目の当たりにした

ーー気になります。もう少しお話し聞かせてください!

大学生のころ、宮城県の石巻に住む、重度の障害をもつ方とその親御さんと定期的に接する機会がありました。その中で震災のころ避難先で孤立したお話を聞きました。周りに人は居るけれど、障害について理解がある、頼れる人が居ない。周りに迷惑がかからないようにと車の中で過ごした方もいらっしゃいました。

そういうきっかけもあって、「孤立を解決したい」と思うようになりました。ここでの「孤立」というのは一人で居る、誰かと居ないということではなくて、「頼れる人がいない」という状態を指しています。

就労移行支援のお仕事では、障害と向き合いながら働きたいと願う方たちの支援を行っていました。支援をするとき、その人がもつ「人的資源」に注目します。

資源はフォーマルな資源とインフォーマルな資源に分けられ…長くなるので省略しますが、私は福祉に関する公的なつながり以外のつながりも重要だと考えています。

支援の現場の中で、友達、家族、近所の知り合いが多い人の方が精神的に安定する傾向があると気づきました。

このような経験をして、私は困ったときに気軽に頼れるつながりを増やしたい、孤立を解決したいと思って、現在はPIAZZAで働いています。

※孤立を感じたときにピアッザを使っていただくのもいいと思いますが、他の選択肢として民生委員という方に相談するという手もあります。

詳しくは「お住まいの自治体 民生委員」で検索してみてください!

人のつながりを、デジタルでもリアルでも解決できる

ーーPIAZZAに入社を決めた理由はなんですか?

人のつながりを大事にするという軸で転職活動をする中で、それをリアルとデジタル両方で解決したいという部分に魅力を感じたからです。

私の専門は情報工学なので、貢献できるのはデジタルの方が多いと思います。でもサービスはそこに留まらず、リアルな場やイベントにまで波及して多くのつながりを作っていけるところが効果的で良いと思っています。

最終的にサービスを届けたいのは実際に街で暮らしている「ヒト」です。デジタルで間口を広げ、リアルで関係を深める、そのような使い分けをするのが重要なのではないかと考えます。

PIAZZAは、街で子育て支援施設やカフェを運営したり、イベントの企画・運営をしたりしています。そんなリアルなアセットと「ピアッザ」というデジタルなそれとを組み合わせられるのが魅力だと感じています。

流動的で気軽にいける広場にしたい

ーー最後に、ピアッザという広場を、これからどんな場所にしていきたいですか?

私の中では2つの観点があります。

1つ目は「流動的な広場」です。人が絶えず往来している状態をイメージしています。

そうなると、そこに居る人は多様になります。そこでは、孤立を解消するために必要な人に出会う可能性が上がります。

2つ目は「気軽にいける広場」です。ふらっと行って、すぐに帰ってこられるというイメージです。

私は何かに困っているとき、どんどん内側に閉じこもってしまいます。そんな状態でも気軽にいける「外部」が必要だと考えます。

困っていても、困っていることに気づいていなくても、困っていなくても、その場に行けてフランクに人と交流できるといいのかなと思っています。

そこに行けば、誰かがいる

これらの概念を上手くアプリに落とし込めたら・・・という思いで、日々開発しています!
共にこれを実現してくれる開発仲間が欲しいなと思っています!

デジタルとリアルを掛け合わせたまちづくりに関心のある方は
PIAZZAの「採用サイト」もご覧ください!

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