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PIAZZAのこれから|2024~2026


ローカルSNS「ピアッザ」を展開するPIAZZAの矢野です。年初だし、簡単な振り返りと今後の3年で実現していくことのメモになります!

A. 2023年を振り返る。Year of FOCUS

2023年は、絞り・集中する一年でした。

PIAZZAという会社が、今何を達成しないといけないのか?

大事なことにフォーカスするために、短期的には痛むけど目をつぶるべきKPIを設定して、推進してきました。1年前から組織体制も大きく変えました。

会社の皆さんの頑張りのおかげで、売上を伸長すると共に、事業としてのエコノミクスが整理でき、黒字化への道筋がついたということがハイライトです。

流されないで軸を持てたのが良かった。

業績も上がると同時に、ピアッザの中では170万もの地域内でのつながりができてきました。一人あたり10人以上の新たな地域の繋がりが創出できているソーシャルインパクト。

支えてくださる、様々なステークホルダー皆さんに感謝申し上げます。

B. 2024年どう動くか。 Year of GROWTH

時間がかかってしまったが、事業として見立て、グロースに向けた材料が揃ったので、プラットフォームの規模の成長にコミットするのが今年です。

それに向けてやるべきこと5つを掲げます。

1. PIAZZAの付加価値を高める → リアル to デジタルの推進

ローカルという文脈では、まだまだ情報がリアルにあったり、リアルな接点が重要です。PIAZZAがテクノロジーを駆使して、一貫して取り組むのはこのリアルな情報をいかにデジタル化ししていくこと。

その一例として、生成AIを活用したチラシをデジタル化する「チラデジ」も12月にリリースさせていただきました。これは本当に大きなポテンシャルを秘めています。圧倒的なローカルイベントDBを構築することで、地域内での接点作りの起点になっていく。また、自治体向けにもコスト削減だけではなく、デジタルだからこその価値(網羅性、検索性、多言語対応など)提供を進めます。

私たちの価値の源泉はテクノロジーです。

2. コミュニティPR

PIAZZAサービスの中では、様々なローカルだからこその支え合いのユースケースがでてきています。サービス内で出会った人に子供の送迎を頼む / ピアッザで可視化された地域課題が議会であげられ実際に改善される / 盗まれた自転車が見つかる など。

このような素晴らしいユースケースをサービス内外で可視化ができていないのが課題です。多様にSNSが存在する中で、なぜローカルSNSが必要なのか。無形資産だからこそ、一層の見える化・発信が今後の利用の質を高めていく必要がある。今年は専任を配置して、推進します。

3. 属性の拡大。特にシニア

私たちのサービスは、ペインが強かった30~40代のファミリー層が大多数をしめるサービスでした。

一方で、この2年で60歳以上のご利用者が10xに伸びました。ローカルには多種多様な方々がいらっしゃり、提供すべき属性は今後増えていくべき。ただ現状のプロダクトはそこまで許容できていないので、より属性に合わせたアルゴリズム、UXの改善が私たちが投資すべき項目です。

4. ローカルの電通に

事業という観点では、ローカルでのプロモーションを生業としています。改めてこの領域は、ブラックボックスだなぁと感じています。

ピアッザ含めて、どの媒体にアプローチしていいかわからない、実際に実現するためのリソースがないなどの事業者様の課題感があります。

そこではピアッザという唯一無二のデジタルプラットフォームの提供に加え、お客様からOne Stopでプロモーション業務を引き受けられるよう、クリエイティブ制作、他リアル媒体の取り扱い、全体コンサルティングを含めたサービスを提供することでお客様満足度の向上に努めます。

5. ラストファイナンス

上記を実現させるために、全体黒字化を含めた現状計画を達成させるためのファイナンスを実現させることは矢野として大きな役割。

会社として初めてのCFOが1月からジョインし、推進していきます。これが実質のラストファイナンスとなるようにしたい。ファイナンスもそうですが、会社体制の課題も山積みなのでコーポレートサイドも強化します。

C. 2025年のプラン。Year of SUSTAINABLE PLATFORM

ローカルSNSの本質的な役割は、地域のリソースをオープン化して、持続可能な地域経済圏を創ると整理しています。

情報やモノという観点では実現し始めていますが、地域の中で「スキル」や「スペース」、「お金」など含めた様々なリソースが共有・循環されることが、経済回転を促進し、人口減少の歯止めが効かない日本においては一つのソリューションだと考えます。

またそれを実現するために、Impact指標としてのCommuniy Valueの可視化、潤滑油となるシステムを導入していく予定。

その実現に向けたプロダクトを今年から準備をはじめて、25年には実際に利用されているようにしていきます。

D. 2026年のプラン。 Year to become LOCAL CONGLOMERATE

2025年までにローカルエコシステムを完成させ、その後の進展として地域経済圏をさらに促進させるために、既存のプロモーション事業に加えた新たな事業展開の本格化し地域商社となるべく、その準備を今からしていきます。

現在視野に入れているのは、地域内でのスモールジョブの流通。これは慢性的な人手不足は、地域事業者も同じである。一方、フルタイムでは難しいが近くで働きたい人は多い。それが地域の役に立っていくなら尚更。そのような取り組みの展開を検討している。

それ以外にも自治体DXソリューションなど、既存エコシステムを駆使した事業展開も推進する。

今いるメンバーが、それぞれの事業責任者や分社化した際の社長として活躍することを想像しています。

また、この構想の実現のためには自社だけではなく、様々な事業者様と一緒になってやっていくことでスピード感を持ちたい。PIAZZAのテクノロジー / デジタルプラットフォームとの事業シナジーを見据えたM&Aも視野に入れていき、LOCAL UNITEDの布陣を組んでいく

E. 原点に立ち戻る

会社としてのPIAZZAの事業価値の成長だけを考えて走っている矢野です。
反省は、ご利用者さんとの接点が年々少なくなっていること。

なぜ私はこのサービスははじめたのかというWHYを、日常に忙殺される中でもっと持つべき。

私は一個人と、地域の人に助けられた経験からこのサービスを始めた。17年4カ国で暮らした経験から、地域に移り住んだ時の孤独さ、そしてつながることで知れたローカルコミュニティの素晴らしさを再現したかった。

PIAZZAを始めた当初は、500人の地域の方々に直接会って声を聞きながらサービスを作りをして、登録してくださる皆さんそれぞれに個別にメッセージを送っていた。とにかく前線だった。

それが大きくなるにつれ数字として表現され、いつしか距離感が出てきている。それが決して悪いことではないし、今は私なんかより優秀なメンバーが実際のご利用者様との接点をもってくださっている。

ただ私ももっと最前でご利用者様との接点をより一層持っていくことで、原点を忘れず、顧客ニーズを一次情報とし取り得た形で事業をドライブしていくことを今年は決めている

今年は全社でPIAZZA Talk Nightという、様々なステークホルダー様をお招きする会を月次で設けていきます。皆さんにお声がけさせていただくかも知れません!

そんな原点を忘れず、今年も邁進していきます。
2024年もPIAZZAをよろしくお願いいたします!

矢野晃平

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2024年もよろしくお願いいたします!

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