本番の舞台で緊張してしまう方のために

本番の舞台は一発勝負。

何日も何ヶ月も練習してきたのに、緊張してしまったがために、演奏が崩れてしまい、悔しい思いを経験された方も多いと思います。

プロですら、「舞台には魔物がいる」と言うほど、本番の舞台で100%を出し切るのは難しいことですが、冷静に立ち止まって考えると、緊張という魔物は舞台にいるわけではなく、自分自身の心が生み出してしまっているものなのです。

リラックスして練習しているときには感じなかった不安やプレッシャーは、ふとした瞬間から自分自身の中に芽生え始めます。

自分自身で生み出す魔物なら、自分自身で消すことも、そもそも生み出さないことも可能なはず。

魔物と決別するポイントは、「自分でコントロールできることだけに目を向ける」ことです。

特に、お客様の感想はコントロールできないので、「良く思われたい」気持ちは捨てましょう。

名ピアニストのどんなに素晴らしい演奏でも、批判する人が一定数存在するくらいです。

「他人にどう思われるか」よりも、「音楽に没頭して演奏できるか」の方が何億倍も大切なこと。

意識のベクトルを他者ではなく、音楽に向け、演奏技術をしっかりコントロールしていくことが、演奏者のやるべきことであり、緊張と決別する方法です。

音楽を心の底から奏でるために、最善を尽くして日々の練習を重ねていきましょう🎹

皆様からのサポートを大切に使わせていただきます!