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朝の言い争い

朝、満員電車に乗っていると結構な頻度で言い争いに遭遇する。舌打ち、小さな声での文句、そして完全な喧嘩。
いったいな!なんなんですか?さっきから。足踏みましたよね?踏んでません!あなただってひじで押してきたじゃないですか!謝ってください。お断りします。あなたこそ謝ってください。何言ってんの?

自分が言われているわけではないのに、真隣でそういうことがあると心臓がばくばくする。そしていつも、自分が言われてしまったらどうしよう、と1人で考えこんでしまう。だってこれはひとごとじゃない。故意じゃなくとも、電車の揺れによって足を踏んでしまったり体で押してしまったり、ぶつけてしまったりしてしまう。すみません、と謝ったところで相手がどう捉えるかは、分からないわけだから。


自分からは誰かに何かされたとしても、仕方ないよなと思って黙っているタイプだ。酔っ払いに窒息するんじゃないかというくらい押しつぶされた時もあるけれど、何も言えなかったし、ホームと電車の間に足を挟んだこともあるけれど、その時も何も言わなかった。
何かあるとすれば、相手から何か言われるパターン。きっと何も言い返さず、1駅分過ぎるのをじっと待って、次の駅で車両を変えるんだろうなと思う。

こういうことはもはや運命でしかない。満員電車に乗らなければならない以上、誰しもの身に起こることであって、防げるようなことではない。いつ自分が言われるだろうか、とビクビクしながら毎日電車に乗っている。

いつもたくさんありがとうございますっ!