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あの頃と今

つい先日、小学校の教員時代にお世話になった先生お2人とお会いする機会が。
おそらく初任校を転任して以来?15年ぶりくらい。あの頃から時間が流れて随分経つけれど、私のことを思ってくださること。
そこが何より嬉しかった。
2年目に韓国旅行にご一緒させてもらった時や一緒の学年だった時の話、今のこと…素敵なフランス料理のお店でのランチは、あっという間の時間でした。
そんなこともあり、決して抜きにはできない私のあの頃を、久しぶりに振り返ろうと思います。

初任校のこと

初任校の3年は無我夢中。楽しいこともたくさんですが、思い出すと少しチクッと心がして、あまり話してこなかった過去。
チクッとすることも忘れていた。というよりは蓋をしてきたのかもしれません。

6年担任時の卒アルと2年目に行った韓国旅行のしおり

3年目の6年生を担任していた当時。
責任やストレスから体調を崩してしまいました。あの時の私に、フィトテラピーがあれば。
「まずは自分」を体現できていれば。
きっと体調を崩すこともなかったかもしれない。
人間関係でしんどくなる前に、そんな関係にはチョッキンとできたかもしれない。
違和感を感じることには、距離を置くことができたかもしれない。

今となれば、いろんなことを思うけれど、あの時はそこにいる自分に必死で、毎日を過ごしていたように思います。
担任として仕事に必死なのに、おそらくちょっとしたボタンの掛け違えで、仲の良かった方とも気まずくなって。
もう、自分の中で何かが溢れてしまいました。
人って怖いな、そんなことも経験しました。

途中入院も経験しつつ、何とか卒業式を迎えることができましたが、ちょうど転任ということもあり、言葉は悪いけれど、最後は逃げるように転勤しました。

そこから初任校でのことは、自分からはあまり誰かに話すことはしてこなかったように思います。
楽しいこともたくさんあって、可愛がってもいただいたし、卒業してから子どもたちと会うこともあったけれど。

でも、もしあの頃に今の私のまま戻れるなら、フィトテラピーの視点で、きっと体と心を整えるし、しんどい人間関係がそこにあるのなら、私が心地よいなと感じられる距離感で、割り切って過ごすことができただろうなと思います。

その後

転任後、新婚だったこともあり妊娠。
数年後職場復帰と同時に転勤も経験しましたが、結局いろんなタイミングが重なり、3人目を妊娠するタイミングで退職しました。

周りに「せっかくなのに勿体無い」などいろんな言葉を言われたし、自分でも退職を決めるまではたくさん迷いました。
3校目は、私も新しい立場だった上、今まで経験してこなかったことも経験しました。
そんな中で、私の中で糸が切れた。
これに尽きます。ふと「何のために働いているんだろう」そう思ったら、決めたら、その後は流れのまま。そこからの行動はとても早かった。
ただその時に思ったのは、
私は全うできなかった。両立できなかった。
ということ。

自分が決めた、専業主婦。

退職をすると決めてすぐ、3人目の妊娠がわかりました。
そういうタイミングだったんだと納得しつつ、少し複雑でもありました。
ゆっくり息子たち2人の成長を見ようと退職したものの、妊娠が分かり悪阻の日々。
結局ゆっくり息子たちと過ごすというわけにはいかないまま、娘が生まれ、3人の子育てに没頭する日々に。

「私には何も無い」と焦る日々

3人の子どもたちはとても可愛くて、母としては充実する毎日。
でもその中で、ふと「私って何者なんだろう?」とよぎることが増えました。
私には何も無いと、外ばかり見ては焦る日々。
教員を辞めたことで、自分を語れるツールが無いと心のどこかで感じていたのかもしれません。だからこそ、外にばかり目がいって、自分が空っぽのような気になっていたんだろうなと思います。
そんなことないのにね。
でも当時の私は、何か私もこれ!というものを見つけたいけれど、それが何かわからない。
そんな悶々とした時間をだいぶ過ごしていたように思います。

そんな中、ママ友が誘ってくれたお茶会でアロマに出会います。
それが私のそれからを変える出会いになるなんて。でも、その出会いがなければ、きっと今の私はいないだろうなぁ。
今の私に繋がる一つの点となりました。

そして、思うこと。

今回、昔お世話になったお2人に会えたことで、私はすごく安心しました。
教員を辞めたことに後悔はないけれど、どこか後ろめたい気持ちがあったのは事実でした。
出会ってきた先生方はみんな家庭と両立されていた方ばかり。
私はうまくできなかった人。そんな風に思っていたのかもしれません。

でも今回お会いできたことで、植物療法士として、創香スタイリストとして踏み出した今の私のことを話すことができました。
お2人がとても喜んでくださってすごく嬉しくて。

ブランドの香りでもある、Margeを
プレゼントしました♡

私が勝手に私の過去を否定していたんだな、と。
「辞めてる人なんていっぱいいるよ」お2人からそんなお話も聞いて、少しホッとする私も。
そうか、私だけじゃないんだ。

あの頃の無我夢中で子どもたちと向き合っていた私も、子育てに必死だったあの頃の私も、今やりたいことをやろうと進み始めた私も、全部私。
そして、今やろうとしていることもやっぱり伝えること。伝える内容や相手は違うけれど、私は自分の持っているものを伝えるということ、それを分かち合うことに喜びを感じる質なんだと改めて思います。
私自身はあの頃と何も変わっていなかった。
想いが熱くて熱くて、語り始めたら止まらないのも一緒。(この質の話はまたいつか🥹)
泣きながら、子どもたちに愛を伝えたこともあったなぁ。いい加減にしろと本気で怒ったこともあったと思います。
(もんぺに頭巾姿で戦争の話を読んだことやピンクレンジャーで登場したことも。爆)

とにかく、あの頃の私も今の私も、ギュッと抱きしめられたような感覚でした。
まるっと全部を認められたら、目の前の世界はとっても優しくて。
私は私を生きてきたんだなと実感しました。
どんな私も大丈夫。そんな感覚を伝えたいんだな、と思います。
私の旅はこれからも続きます。
PHYTO MARGE. として、これからも拡大していこう。

次お会いする機会があったら、またその時の私を報告できるように。
私の人生を味わいながら、頑張って形にしていきたいと思います。
きっと、全てうまくいく!

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