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HAMT〜訪問鍼灸向け教育コンテンツ〜

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2021年6月の記事一覧

「鍼灸×コミュニティ×養生」これからの鍼灸のありかたを考える。

 在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。 新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活は大きく変化しています。 友だちと自由に会えない、施設の面会制限、地域のあつまりの中止・・・このような「つながり」の分断は、健康に大きく影響するのではないでしょうか? そんな時代に、「私たち鍼灸師はなにができるのだろうか?」というのが今回のテーマ。 鍼灸院が「地域のコミュニティ」に? 「つながりの

鍼灸師が押さえておきたい!運動器疾患に対する”ロコモ”ってなに?

ども、運動療法担当のてっちゃんです。 おしっこ担当のあごげんさんが今月と来月がお休みとなった為、ボクの方で運動療法とフィジカルアセスメントの記事を投稿させていただきます! 今回は今話題の「ロコモ」について解説したいと思います! みなさんは「ロコモ」って聞いたことありますか? 日本整形外科学会による平成24年度の調査では、認知している国民の割合は なんと17.3%!!めちゃくちゃ低い認知度ですね。。 厚生労働省が進めている健康日本21(2次)の中で、認知度の向上を目指

ケアプランと多職種連携

在宅鍼灸師として、患者さんとのご縁を繋いでくださる存在として、一番最初に思い浮かぶのはケアマネージャー(以下ケアマネ)さんだと思いますが、その業務内容、特にケアプランについて皆さんはどの位ご存知ですか? 今回はケアプランへの理解を深めて、在宅で過ごす患者さんに鍼灸が必要な選択肢として選ばれるためのポイントについて一緒に考えてみたいと思います。 まずは、ケアプランについて知りましょう読者の皆さんは実際に在宅鍼灸に関わっているか、もしくは在宅鍼灸に興味がある方だと思いますが、

不調のきっかけを知ろう

養生担当 ”のぶ” こと千葉宣貴です。 今回は東洋医学の観点からみた不調がはじまるきっかけをみていきます。 購読者の皆さん宜しくお願い申し上げます。 はじめに人間は自然と共生しています。 すなわち自然を無視してからだや健康を語ることはできないということです。 この記事の目標『しょうがない』ことの理解  からだの不調につながる自然の変化と影響を理解しましょう。 『なんとかできた』ことへの対応  自分でつくる不調の原因に対応できるようにしましょう。 『しょうがない

【ご自愛WEEK】梅雨じめじめ、"湿気とり"のご自愛

こんにちは。ご自愛担当”こず”こと ふじさきこずえです。 『ご自愛』は読者の皆さんのご自愛のヒントに、そして患者さんへの生活アドバイスのヒントになるようなご自愛ポイントを中医学をベースにお伝えしていきます。 6月といえば、梅雨。 雨、曇り、湿気、じめじめ、むしむし… つい"どよーん"としてしまうことも多いかもしれません。 中医学の考え方の根底となる1つとして、"天人合一思想(テンジンゴウイツシソウ)"という考え方があり、「人体は自然界(天)の一部であり、同じ哲学の中に

緩和ケアにおける“苦しみ”

みなさんどうも!HAMTマガジン緩和ケア担当のいなとらこと古田です。 ↓ マガジン購読はコチラから ↓ この連載では【鍼灸師が知っておきたい緩和ケア】についてお伝えしています。今回は緩和ケアにおける”苦しみ”について深堀りしていきましょう。 緩和ケアのおもな目的は… QOL向上+つらい症状の緩和 でしたね。 緩和ケアの世界で対峙していくもの。それは”苦しみ”なのです。 しかし、あらためて”苦しみ”と聞いても、漠然としたイメージしか浮かばないのではないでしょうか?

【ゼロから始める中医学】潤す!〜津液の生理〜

こんにちは、中医学担当のどらごんこと大西竜之介です🐉 皆さんは津液と聞くとどんなイメージがあるだろうか? 「身体のなかの水分」 「全身を潤している」 この辺りが真っ先に出てくるのではないだろうか。 両方正解である。 津液の生理については以上!終わり!! …という訳にはいかないので少し細かくみていく。 しかし基本的には津液は全身を潤している水分という理解で問題ない。 では、津液の生理についてどこを覚えていって欲しいか。 それは津液が生理作用を発揮するための代謝が“どの臓腑

初心者のための「腹診」・理論編

おはこんにちは。ゆーのすけです。 前回は腹診に「実技編」として、腹診の実技について解説しました。 今回は、「理論編」として主に理論面について解説していきます。 腹診の種類東洋医学的な腹診は、『難経系腹診』と『傷寒論系腹診』の大きく2種類に分けられます。その他、その2つを折衷した腹診や、独自に発展した腹診もありますし、"募穴診"も広い意味では腹診に含まれます。 難経系腹診や募穴診などは、各臓腑経絡の状態を把握することができ、鍼灸治療方針の決定に必要です。 傷寒論系腹診

こんな時どうする?~在宅におけるリスク管理~ 訪問先での頼み事について

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「生きている」機能をみてみよう!まずは呼吸・循環系のアセスメントから。

ども、フィジカルアセスメント担当のてっちゃんこと白石です。 これまではフィジカルアセスメントの総論的な話をしてきたんですが、今回からは各論に突入していきたいと思います! 今回は呼吸・循環系のフィジカルアセスメントについて解説していきたいと思います。 1.なぜ呼吸・循環系が最重要なのか? 各論を進めていくにあたり、まず最初に呼吸・循環系をチョイスしたのには理由があるんです。 みなさんは在宅現場における最も重要な役割、それは 「生活している人を支援すること」です。 そうい