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第16回【小学生年代で効果的な8つの力試し運動とは?[2人編]】

【小学生年代で効果的な8つの力試し運動とは?[2人編]】
 U-12専属プロフィジカルコーチ鎌田氏が、前回は、【小学2年生までに身に付けたい力試しの運動[1人編]】を掲載しました。今回は小学生年代に幅を広げて、【小学生年代で効果的な8つの力試し運動とは?[2人編]】について、具体的なトレーニング内容をお伝えしていきます。

【小学生年代で効果的な8つの力試し運動とは?[2人編]】
1.手押し車
2.手押し車ジャンケン
3.腕じゃんけん
4.おんぶ歩き
5.おんぶジャンケン
6.おしくらまんじゅう
7.片足相撲
8.相撲

【詳細】
1.『手押し車』
手押し車では、まず一人が腕立て伏せの姿勢を作ります。次に、補助者は実施者の足首をつかみ、できるかぎり実施者は身体を地面と水平に保ちましょう。実施者の腰が高くあがってしまう場合は、補助者が足首ではなく、膝を抱えて負担を軽減させてあげましょう。このトレーニングでは、体幹を整えるだけでなく、相手の体重を知ることや仲間への思いやりを育むことにもつながります。

2.『手押し車ジャンケン』
 手押し車ジャンケンでは、手押し車をしながら出会ったペアとジャンケンをし、負けたペアが車になります。じゃんけんでは、片手で自体重を支えることになりますので、バランス感覚を鍛えることにもつながります。実施者側と補助者の両方のトレーニングにもなります。


3.『腕ジャンケン』
 腕ジャンケンでは、まずお互いに腕立ての姿勢をとり、向かい合います。『グー』は両腕を閉じ、『チョキ』は腕を前後に開き、『パー』は腕を左右に開きます。このトレーニングでは一瞬地面から手を離さなければならないので、力を弱い子は難しいかもしれません。ただ複雑な動きではないので、楽しみながら身体を巧みに操れるようトレーニングしていきましょう。

4.『おんぶ歩き』
 おんぶでは、おんぶして一定の距離を歩いてみましょう。このトレーニングを行う場合は、同じ体重でペアを作り、上に乗る側も土台もお互いにしっかりとつかみ合うようにしましょう。

5.『おんぶジャンケン』
 おんぶジャンケンでは、おんぶされている人同士がジャンケンをして、負けたら組が相手の二人をおんぶする。手押し車ジャンケンと同じように、お互いがアンバランスな状態になる中でバランス感覚を鍛えていきましょう。

6.『おしくらまんじゅう』
 おしくらまんじゅうでは、数人が背中を合わせて組み、円の中で互いに押し合い、円から足が出た人が負けとなります。このトレーニングでは、ボディコンタクトスキルの一つ『背面ブロック』につながります。相手を背後に感じながらも、体勢を崩さないようにキープできるようになりましょう。

7.片足相撲
 片足相撲では、一方の足首を持って互いに押し合い、足を離したり、倒れたりした方が負けとなります。サッカーは片足でのバランス感覚が大切です。楽しみながら、軸足トレーニングしていきましょう。

8.相撲
 相撲では、ルールにそって取り組みを行います。相撲の取り組みは、体幹トレーニングになるだけでなく、相手と戦う姿勢や闘争本能をかきたててくれます。何事にも勝負にこだわる小学生を育成していきましょう。


U-12専属プロフィジカルコーチ

鎌田豊

【所属】
○鎌田豊公式オフィシャルサイト

http://kamatayutaka.fem.jp


○ワセダJFC代表兼監督『小学生サッカーチーム』

http://waseda-jfc.jp/


○国分寺キッズアカデミー『かけっこ&サッカークラス』

http://kokubunji-kidsacademy.com/

【資格】

アジアサッカー連盟公認フィットネスライセンス レベル1(アジアで初となるサッカーに特化したフィジカルコーチライセンス)

日本サッカー協会公認A級U-12コーチライセンス

日本サッカー協会公認Gk-LEVEL1コーチライセンス

中学高等学校保健体育第一種免許

スプリントコーチ

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