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どうして

夕焼けや木漏れ日を見ると、ふと思う
ああ、この世界は本当にうつくしい
もともとあった美しい自然に
それぞれちがう私たちが別々に存在し、
苦手なことがあるならば、得意な人がやってあげる。
まさに助け合い、共存だ。
そうやって世界は今日もまわっている。

なのにどうしてだろう。
こんなにもシンプルでうつくしい、
手を加える必要すらないこの世界で、
わざわざ悪意を持って行動しているやつらがいる。
せっかく、誰かを守れるちからを持ってるのに、
誰かを傷つけ、支配する。そのためだけに使うやつがいる。
せっかく、誰かをを導くあたまを持ってるのに、
他人を小ばかにし、誰かをだます。そのためだけに使うやつがいる。

なぜだろう、
もしもきみたちが
そんな薄っぺらい目線じゃなく、
ほんの少し、もう少し、
世の中を見渡すことができてるだけで、
もっと世界はよりよいものになってたんじゃないかな。

もしも特別ななにかを持ってるなら、
それをみんなのために使ってあげる、
そのためにきみは生まれてきたんじゃないかな。

まあ、分かってるさ
どんなに言っても無駄だって、
きみたちにはとどかないって、

やっぱりそうか、そうなのか
ぼくたちは、殺しあわなきゃいけないのか
互いの声がなくなるその瞬間まで、

ああ、そういうことだったのか、
だから世界は、こんなにも
つらく、くるしいものだったんだね。



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