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『修造日めくり まいにち、つながろう』誕生秘話!

松岡修造の人気シリーズ最新刊『修造日めくり まいにち、つながろう』が、9月27日に発売されます。その発刊経緯を、担当編集者が語ります。

松岡修造さんとタッグを組み、制作してきた日めくりも第5弾。2014年に最初に発刊した『まいにち、修造!』から数えると7年ものおつき合いとなり、ありがたいかぎりです。松岡さんのなかでは、すでにライフワークの一つとして「日めくり」のシリーズを考えてくださっているようで、各種インタビューでもそのように発信されています。今回もそんな一見、遠回しにみえる松岡さんのアプローチから、本企画がスタートしました。

松岡さんがすべての情熱を注いできた東京オリンピック・パラリンピックが延期となった2020年。従来の「当たり前」が一変した日常のなか、私たちと同じように、松岡さんも不安や迷いと闘い、自分自身と向き合う日々を過ごされたといいます。「できる!」と信じてきたけれど、「できない」ことが増えていく。そんな苦しい日々のなかで思ったことは、いまこそ「応援」したい。そして、「つながりたい」。その気持ちを、同じように苦しんでいるすべての方々に届けたいという思いが発端となって、さまざまな言葉が生まれました。

今作で意識したのは、「いまだからこそ、心に響く」言葉であること。そして、松岡さんの持ち味である「熱量」をちょっとだけ抑えて、読者の気持ちにそっと寄り添ったり、やさしく包んだりするような言葉を増やしたことです。そのために、書体やデザインにも、やわらかさや温かみをプラスしています。
また、前作で初挑戦した「まいにち、すべて異なる衣装で」は今作も引き継ぎ、スタイリストさんと何度も検討を重ねました。
さらに、シリーズ初の試み「声で届ける日めくり」として、全ページを松岡さん本人の声で音読・録音。熱い言葉はQRコードから聞くことができます

不易流行の狭間で揺れながら、シリーズとして続けることの難しさをつねに感じつつ、本当に読者が求めているものは何かを模索するなか、いま届けるにふさわしい日めくりができたのではないかと自負しています。
紆余曲折を経て開催した世紀の祭典。会場を飛び回り、国もメダルも関係なく、目の前の選手をただひたすら全力で応援する松岡さんの姿を観て思いました。
「日本を、世界を変えるのは、この人なのかもしれない――」
そんな、世界を変える(かもしれない)熱い男の新作日めくり。一人でも多くの方に熱い思いが届き、つながり、広がっていけば嬉しく思います。

PHPエディターズ・グループ 小室彩里/太田修一郎

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