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【11月新刊】PHP文芸文庫&単行本8作品、一挙紹介!

みなさん、こんにちは!

こちらの投稿では、2023年11月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。

気になる本が見つかると嬉しいです。

11月9日発売! PHP文芸文庫7作品

猫を処方いたします。2|石田祥著


京都市中京区、薄暗い雑居ビルにある「中京こころのびょういん」。

評判を聞きつけ、メンタルの悩みを持った人々が訪れるが、そこで処方されるのは薬ではなく、なんと本物の猫だった!

彼氏との関係に悩む女子大生、妻に先立たれた老人、保護猫センターで働く男……。

「処方猫」と過ごす時間によって、患者達の心の傷は少しずつ癒えていく。一方、猫を処方する”ニケ先生”には何か秘密があるようで――?

猫と人の絆を描いたシリーズ第二弾!

前作『猫を処方いたします。』が第11回京都本大賞受賞!

第一弾の『猫を処方いたします。』は、発売半年で発行部数 10万部を突破し、第11回京都本大賞を受賞しました!


婚活食堂10|山口恵以子著


「めぐみ食堂」で見習い修業!? 小料理屋の女将を志す女性が恵の弟子となるが……。

小料理屋を開店したいという夢を抱く桂日向は、真行寺の紹介で、元占い師の女将・恵に弟子入りし、「めぐみ食堂」で修業をすることに。

明るく人好きのする彼女を恵も応援するが、日向の恋人で芸能事務所のマネージャーの荒尾は、日向を女将として「お笑い居酒屋」を開く計画を立てる。日向も彼のために承諾するが……。

ホットワイン、カブとエビのチリ炒め、白子の味噌汁など、冬メニューも登場の人気シリーズ第10弾! 文庫書き下ろし。

目次

●一皿目 早すぎる子持ち昆布
●二皿目 闇の兜煮
●三皿目 クリーム煮はすれ違い
●四皿目 怪しいアヒージョ
●五皿目 ホットワインで乾杯!
●『婚活食堂10』レシピ集

11/19(日)山口恵以子先生トーク&サイン会開催@福島県会津若松市

本所おけら長屋」シリーズの著者・畠山健二先生と、「婚活食堂」シリーズの山口恵以子先生によるトークショー&サイン会が、11月19日(日)会津若松市内のスペース白虎町にて開催されます。

詳細はこちらから!

月と日の后(上)|冲方丁著


紫式部が支えた国母の一代記! 七代の天皇を見守り、“望月の栄華”を成し遂げた藤原彰子の波瀾の生涯

わずか十二歳で入内した、藤原道長の娘・彰子。

父に言われるがままに宮中に入った彼女を、夫である一条天皇は優しく受け入れるが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。

しかし、一人の幼子を抱きしめた日から、彰子の人生は動き始める。父や夫に照らされる“月”でしかなかった彰子が、やがて「国母」として自ら光を放ち出すまで――平安王朝をドラマチックに描く著者渾身の傑作長編。

月と日の后(下)|冲方丁著


一族の闇、怨霊の跋扈、そして骨肉の争い――この国に平穏をもたらした彰子を描く、感動の平安絵巻

彰子への出仕を頑なに拒否していた厄介な女房である紫式部。

当初は手を焼いていたものの、彼女との絆や『源氏物語』はやがて、彰子を稀代の国母へと成長させた――。

敬愛する夫・一条天皇の突然の死、一族内での足の引っ張り合い、頻発する火災や疫病……怨念うずまく宮中で闘い続け、時の権力者である父・藤原道長に唯一反旗をひるがえし、七代の天皇を支えた藤原彰子の感動の生涯を描いた長編小説。

11/12(日)冲方丁先生サイン会開催@茨城県つくば市

月と日の后(上)』、『月と日の后(下)』の発売を記念して、冲方 丁先生のサイン会が2023年11月12日(日) コーチャンフォーつくば店にて開催されます。

詳細はこちらから!

なみだあめ|宮部みゆき、諸田玲子、志川節子、梓澤要、馳月基矢、高瀬乃一 著、細谷正充 編


江戸の人情に思わずもらい泣き。父と娘、母と息子、男同士の友情……心震える名作アンソロジー

●「文」(志川節子)旅籠屋の主・源兵衛は、江戸にいる恒之介と四十年来の友だ。このたび隠居をして故郷に戻るという文を受け取った源兵衛だが、江戸で大地震が発生し、恒之介は亡くなってしまう。友が故郷でやりたかったことに思い当たった源兵衛は、その遺志を受け継ぎ、奔走する。

●「雨夜の月」(高瀬乃一)料亭の主人・徳兵衛は、老いによる躰の不調や料亭を継ぐ甥への苛立ちから、当てつけとして、迷い込んできた子犬に身代を譲ると言い出し……。

●「夏草ヶ原」(梓澤 要)隠居した武士・庄右衛門は、神田川の土手で浮浪児の少女に気付く。見て見ぬ振りができずに医者に連れていく庄右衛門だが、そこで厳しい現実を突きつけられる。

●「神童問答」(馳月基矢)手習所を営む勇実と千紘の兄妹のもとに、旗本の奥方が息子の鞠千代を連れて、入門希望にやってくる。七歳にもかかわらず『論語』を諳んじる鞠千代の面倒を見ることになった勇実だが、千紘は母親のことも気にかかり……。

●「深情け」(諸田玲子)豪農の娘・おそよは、気に染まない縁談の祝言の夜、盗賊に襲われる。しかしおそよは、自身を犯した盗賊の頭領のことが忘れられず、行方を突き止めるが……。

●「野槌の墓」(宮部みゆき)七歳の娘を一人で育てる<何でも屋>の源五郎右衛門は、娘から化け猫のタマの依頼を聞いてほしいと頼まれる。人の命を奪うようになった物の怪退治を請け負った源五郎右衛門だが……。


強奪 箱根駅伝|安東能明著


ラストシーンに、思わず滂沱(ぼうだ)の涙を流し、嗚咽(おえつ)を漏らしそうになりました。――徳光和夫(フリーアナウンサー)

箱根駅伝本戦を控えた神奈川大学駅伝チームの女子マネージャーが拉致された。

犯人は神大の一人の選手を指名し、彼の本戦欠場を要求。さらに監禁した彼女の映像を、テレビ局に送りつけ、駅伝中継すら乗っ取れることも仄めかす。

事件解決の決め手がないままスタートした往路の競技中、犯人から、身代金の受け渡しの生中継という新たな要求が……。

選手、誘拐犯、テレビ局、警察、各々の思惑と矜持が激しく交錯するサスペンス巨編。


ソルジャー&スパイ|鷹樹烏介著


<アンデッド(不死身)>な自衛官×悪意を嗅ぎ分ける公安捜査官

正体不明のテロリストに立ち向かう二人の運命は!?

中東派遣から帰隊した防衛省中央情報隊の萩生一尉を待っていたのは、日本に入国するという正体不明のテロリスト「ベル」を追うために、公安外事第四課・真波との協働を命じる辞令だった。

異例の指示を受け、お互い反発しあいながらも捜査を開始するが、「ベル」を狙うCIAの非公認工作部隊からの妨害が入る。忍び寄るテロの魔の手から日本を護れるのか。緊迫のスパイアクション、開幕!

文庫書き下ろし。


11月15日発売! 単行本1作品

松籟邸の隣人(一)|宮本昌孝著


明治時代の湘南といえば、大磯だった!

この地には、明治20年代後半から、伊藤博文、大隈重信、陸奥宗光などの大物政治家や、岩崎弥之助など経済人が別荘を建て、そこを目指して多くの人が集まるようになった。

また大磯は、日本初の海水浴場として、老若男女が集う一大リゾート地だったのである。

本書は、この地をこよなく愛し、後に宰相となる少年・吉田茂と、謎の隣人・天人(あまと)の二人が、別荘地で起きる様々な事件を解決していく連作活劇ミステリー。

茂が少年時代を過ごした吉田家の別荘は、父・健三によって「松籟邸」と名付けられていた。一方、隣人・天人が住んでいたのは、瀟洒な洋館。アメリカ帰りとも思えるこの若者は、一体何者なのか。そんな天人によって人間性を育まれた茂は……。

『天離(あまさか)り果つる国』で注目を集めたエンタメ作家が、虚と実を巧みに織り交ぜて紡ぎ出した「明治浪漫」。



以上、11月発売の新刊8作品のご紹介でした!
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