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ブランディング|セルフブランディングの基本中の基本となるUSPのことについて

こんにちは!

広告ディレクター/デザイナー、そしてブランディングコーディネーターのSaygoです。写真家もしています。

仕事で、ブランディングコーディネーターと名乗る時も多くあるので今回から3回連続でこの『ブランディング』について書いていこうと思います。


的確なセルフブランディング

よく久しぶりの人にお会いして話していると、「SNS見てるよ」と言われます。そして次に言われるのが、

「相変わらず色々としていますね」
「写真も変わらず観ていますよ」

と言われます。でも僕は基本、広告ディレクターでありデザイナーです。そのため、

僕はデザイナーがメインで広告デザイン制作が主幹事業です

と言うと殆どの人に驚かれます。多くの人に驚かれます、広告デザイン制作がメインだと言うと。。。

こういったことがあると内心「うまくいっているな、セルフブランディング!」と嬉しくなります。SNSがとても身近になり誰でも自分で自分のことを発信できるオウンドメディアを立上げやすくなっている今だからこそ、間違いのない的確なセルフブランディングが必須となってきます。特に独立や起業をされている方、そして今からしようとする方はぜひ、最後まで読んでくださいね。

ただ、全部書こうとすると一回では書ききれないので少しずつ小分けしていきます。今回はセルフブランディングをしていく中で基本中の基本になる『USP』について書こうと想います。

※セルフブランディングに限らず大きな枠組みでのブランディングにはUSPは必須です。


USP(Unique Selling Proposition)

USP(Unique Selling Proposition)とは、日本語では「独自の売りの提案」として認知されているマーケティング用語です。この「独自の売りの提案」というのは、

求められるオンリーワンの存在となり売れる自分を創り出す

といったことに尽きると思います。そしてブランディングのことを説明するのによく言われる言葉として『他者(社)にはない強み〜』があると思いますが僕はこの表現は間違いだと思っています。言い換えるなら、

独自の販売ツール・販売条件がある

が正しい表現だと思っています。

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特定の人にファンになってもらう

先の言葉で「求められる〜」ですが無闇矢鱈と多数の方に求められても意味がありません。

誰に求められるかを考えた場合、自分がターゲットとした「特定の人(たち)」に求められるようになることが大切です。「特定の人(たち)」にファンになってもらうんです。ファンになって頂ければ、自然と集客や事業の売上は上がっていきます。

会社員の方であればプロジェクトのリーダーとしてリーダーシップを発揮する機会が増えていくと想います。「特定の人(たち)」から「あの人なら」と想ってもらえるようになれば、セルフブランディングは概ね成功へといくようになります。USPを特化すると様々なメリットが出てきますが大きな特徴であり代表的となるものを5つ紹介します。

1)一 貫 性

自分のUSPが決まるとブログ、ホームページ、名刺やパンフレットなど販促や広告すべてに一貫性のあるメッセージを発信できるようになります。そうなると、あなたは何でも屋さんから成長が出来て、余分なことに費やす労力が格段に減ります。

2)専 門 家

特化すると自分がその道のスペシャリストだと周囲から認識されるようになります。顧客やユーザーはなんでも屋さんとスペシャリストのどちらに価値を置くと想いますか。得意分野に特化している人に対して信頼感を持ち、依頼することが多くなると想像出来るのではないでしょうか?専門家はそれだけで信頼に値する価値を持ってもらえるようになります。

3)価値が高くなる

専門家として活動することで付加価値が格段に認められるようになります。僕でいえば広告の制作&表現ツールとしてブランディングと写真をメイン(特化)としているため、それらを入り口としたご相談やご依頼を受けられるようになってきています。自分たちの専門性を価格に反映させることも出来ます。当然その分、お客様から求められるクオリティは高くなりますが、ご提供した時のお客様の笑顔(満足感)も十分、僕は感じることが出来ています。

4)理 解 度

専門分野を絞るとお客様に自分のメッセージが伝わりやすくなります。デザイン事務所や制作会社というのは掃いて捨てるほどあります、世の中に。
どこに頼めば自分たちの求めているものが手に入るか、お客様は純粋に、そして真剣に探しています。ここで先に書いたことが当てはまるのですが、独自の販売方・販売条件を示していれば、見つけて欲しいお客様に確実に見つけてもらえるようになります。どういったことをしているのか、どういったことをしてくれるのか、といった理解をきちんと持って見つけてもらえるようになります。

5)得意分野性の向上

得意分野に焦点をあてる事によって(一極集中)、集中しないといけないことにきちんと集中でき、余計なものに目が行かなくなり間違いのない選択ができるため、特化し得意とした能力が飛躍的に高まっていきます。あれもこれもと広く浅く知っていても、覚えていても、それらスキルの本質にはたどり着けません。自分たちの得意分野をとことん伸ばすことが、結果としてお客様に最大限の価値とパフォーマンスを提供することができるのです。


最新の注意が必要

ここまで読んで頂き、なんとなく解ってきたと思いますが、USPは差別化がすべてといっても過言ではありません。とはいえ、ただ単純に差別化すればいいというわけではありません。

細かくしすぎるとターゲット市場そのものを置いてきぼりにしてしまいます。かと言って多くの人をターゲットにしたいとなると抽象的になりがちで意味がありません。

焦点を広げても、近づけすぎてもダメです。強力なUSPとは細心の注意をもとに作り上げていく事が大切なんです。


ペルソナ

じゃあ、どうやって強力なUSPを作っていくの?と思われると思います。この強力なUSP作りに必要なのが『ペルソナ』になってきます。

セルフブランディングの仕方やUSPの作り方にとってキモとなる大切なペルソナ。聞いたことがある方は多くいると想います。どういう風に作るか、もう知っているよ、という方もいると想います。

でもちょっと待ってください。

セルフブランディングのためのペルソナは一般的に言われている(マーケティング的な)ペルソナとは別物です。ブランディング的なペルソナに関しては次回のブログで説明しようと思います。ここから書いちゃうとかなり長くなってしまいますし、先のUSPと混同してしまいかねず、頭の中できちんと整理整頓がしづらくなると思います。


さいごに

セルフブランディングは、計画をしっかりと立てて長期的に取り組んだ方が成功しやすくなります。

結果的にあれも出来るよ、これも出来るよ、となる可能性も多分にありますが最初からそこを目指してはセルフブランディングは叶いません。それよりも得意分野への一極集中の方が順調に出来ていきます。この一極集中のやり方・考え方はエッセンシャル思考とも言われています。

エッセンシャル思考:大事なことを見極め、自分の時間とエネルギーを最も効果的に配分し、最高のパフォーマンスを発揮するための技術

今回の記事があなたの参考になれば嬉しく思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。そして次回のペルソナの記事を楽しみに待っていてくださいね。

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