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ブランディング|セルフブランディングにとっても大切なペルソナ設定について

こんにちは!

広告ディレクター/デザイナー、そしてブランディングコーディネーターのSaygoです。写真家もしています。

3回連続で書いている『ブランディング』、第2回目となる今回は『ペルソナ』について書いていこうと思います。


柔軟性が必要


僕たちが事務所を立ち上げた時の状況と今の状況は違っています。そして目指すところは変わらなくても、そこまでにいく道程が違って見えたりしてきています。

ビジネスも仕事も生き物

目的は変わらなくても、都度の状況に応じて目標は変わります。都度の状況に応じて柔軟に対応し変化していくことがビジネスや仕事、プロジェクトといったことには必要です。そして状況に応じた棚卸しも必要になってきます。この棚卸しはペルソナを設定する前に必要な行程となります。


ギャップ

ここでセルフブランディングを行う時に十分注意をしないといけないことがあります。よく見せよう、思われようとするあまり、自分を誇大化することです。そうすると知らず知らずのうちに、現実との間にギャップが生じてしまいます。

セルフブランディングは宣伝ではありません

セルフブランディングは、お客様が求めていることに自分が提供できる価値をマッチングさせることです。ここで役に立ち重要になってくるのが、ペルソナの設定となります。

ただ、ブランディングとセルフブランディング、それぞれのペルソナ設定も似ているようで違います。今回はセルフブランディングに特化して書いていきます。


2種類あるペルソナ設定

一概にペルソナと言っても、マーケティングで設定するペルソナと(セルフ)ブランディングで設定するペルソナとでは大きな違いがあります。

マーケティングで設定するペルソナは、自分たちが売りたいお客様。
(セルフ)ブランディングで設定するペルソナは、自分たちを見つけてほしいお客様。

となります。

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売りたいお客様

マーケティングで設定するペルソナは自分たちが商品を売りたい顧客、自分たち(のサービス)を買ってくれる顧客の設定となります。

生活スタイルや職業、年齢、性別、家族構成、学歴、といった、自分達のマーケティングを効率的に展開しやすいターゲットを想像し、費用対効果を高めるという点に重点を置いて設定します。


読まれるラブレターを考える

セルフブランディングで設定するペルソナは、自分たちを見つけてくれる顧客、自分たちの価値を認識してくれる顧客の設定となります。

この商品を欲しがっている人
この雑誌を読みたがっている人
このキャリアを築き上げようとしている人
....etc

こういった、個人のより具体的な環境・状況を設定して、心情的な設定や性格設定、希望しているであろうことも設定していきます。

自分たちが書いたラブレターを読んでくれる人を設定する

といった表現がより解りやすいかもしれません。そして次のポイントがミソになってくるのですが、商品を手にした後やサービスを受けた後に感じてくれる感情の設定もする、ということです。


感情も設定/予測する

自分達の提供する商品やサービスを受け取って頂いた後に湧いてくる感情が元になって次の行動に繋がり拡がっていきます。再度、商品を購入したくなったり、サービスを受けたくなったり人に進めたくなったりするのは、感情が動機となっていることが多々です。

この感情を設定して、自分達の商品やサービスを位置づけてマッチングさせていくことが、セルフブランディングでは大切になっていきます。自分たちの商品やサービスの位置づけが出来れば、設定したお客様に対してどういったアプローチやどういった表現を用いていけばいいか考えやすくなりますし、アクションも起こしやすくなります。

どのチャネルが設定したお客様に適していて届けやすいかも、選びやすくなってきます。


自分たちのことを知る、ということ

そして位置づけが出来る、ということは自分たちの本来持っている本質が解るということにも繋がっていきます。

お客様に目を向けて心を配っていくのと同じくらい、自分たちの商品やサービスの本質を知ることも、とても大切です。

自分たちのサービスや商品を提供した後、お客様がどういった感情を持って、どういった行動をするか。そういったことを考えることによって、セルフブランディングはスムーズに進んでいきます。


プロモーション

セルフブランディングには自分で自分をプロモーションしていく部分も多く含んでいます。

この自分で自分をブランディング(ブランド化)することをはじめ、セルフプロモーションもとても難しいことであり、小手先の技術では、マイナスの効果を生むことが殆どです。とはいえ、セルフプロモーションも必要になってきます。


さいごに

よくペルソナって言葉を聞くと難しいと感じていた人も、今回の記事を参考にして設定してみてはいかがでしょうか。

ペルソナを設定するということは基本となる商品やサービスだけでなく自分(たち)の本来の目的や目標の棚卸しにもなり、ビジネスの展開もしやすくなっていきます。

次のブランディングでは、先に『これも難しい』と書いたセルフプロモーションのことを書きますね。是非、楽しみにお待ちください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

#ブランディング #セルフブランディング #ペルソナ #棚卸し #ギャップ  

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