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「ピンボケ」と「一瞬」

「ピンボケ」
つまり、ピントがズレて写真がボケている状態。
きっとプロカメラマンならボツになる写真だろう。

でも、写真を撮る時は全てが予定通りにいくわけではない。

シャッタースピードの設定がズレてブレた。

レンズキャップをつけたままで撮り逃した。

もちろん設定をバッチリと決め込んで、
カメラを構え、狙った獲物が来るまで根気よく待ち続ける。それも写真の醍醐味かもしれない。

一方で、写真とは「一瞬」を切り取るモノでもあると思う。

とっさに、「あっ」と思いカメラを構えてシャッターを切る。
撮った写真を見返して、「失敗したかも」と落ち込む。

「設定をしておけばよかった」「オートだったら」と、悔やむ事はいっぱいある。
同時にプロカメラマンは瞬時に設定を合わせられるのだろうかと考えてみたりする。

しかし、その一瞬は予期せぬタイミングで訪れるから仕方のない。きっとプロカメラマンだって何枚も失敗して今があるのだと思う。


ピンボケは必ずしも失敗なのだろうか?
同じシーンは二度と来ない。
でも、ボケたら何を撮ったかわからない。

写真は奥が深い。正解だってないはず。

画像1

この時、僕は電車とタクシーが競争しているように見えて、その瞬間を捉えたかった。結果、全体がボケてしまった。
それでも、気に入ってたりする。

画像2

これは露出の設定を失敗し、中途半端なブレが出てしまった。でも、たまたまシャッターを切ったタイミングは車掌さんが通過の指差し確認をしている瞬間だ。
失敗してるような、でもベストなタイミングのような。

全てが上手くいくとは限らない。
ただ、思っているように撮る努力はできるはず。それは写真をどんどん撮って覚えていくんだろうな。


やっぱり写真って面白いですね。
皆さまも、失敗に凹まず楽しんでいきましょう。

「Enjoy Photo」

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