ファイル管理の最適解(現時点)|Microsoft Teamsのチャネル単位でファイル管理していたら詰んだ話④
このシリーズでは、Microsoft 365の初心者向けに、導入のための解説をしていきます。
非エンジニアの方が”ざっくり掴む”ことを目的に書いておりますので、
プロのエンジニアの方からしたら、記述が厳密でないとか、正確には違うでしょ…みたいなことがあるかもしれませんが、ご了承ください。
前回のまとめ:
ファイル管理をTeamsと切り離すための具体的手法
この記事を読んでほしい人
管理職・チームのリーダー
自組織におけるICT/DX推進の担当者
仕事に追われて疲れ果てている人
※本記事では、Microsoft社のアプリケーションに言及するため、マイクロソフトの商標とブランド ガイドラインに準拠して製品名を記述しております。
※マイクロソフトの許諾を得て使用しています。https://www.microsoft.com/
※筆者の体験をもとにした記事であり、MicrosoftおよびGoogleの広告案件ではありません。
1. フォルダ構成を細分化しない
SharePointの全文検索を使おう
SharePointの特長の一つである、全文検索。
SharePointトップの検索バーに語句を入れれば、組織内のすべての文書(自分がアクセスできるものに限る)から検索可能。
タイトルだけでなく、そのファイルが持つさまざまな情報を検索してくれます。
▼ここが検索バー
全文検索の対象:
ファイル名
フォルダ名
ファイル内の文字データ
メタデータ(後述)
ということは、ですよ。
フォルダ分けしていようがいまいが、検索して探すのが一番早いという結論です。
(筆者はもう、フォルダを開いてファイルを探すことをやめました。)
大フォルダ(SharePointサイト単位)~中フォルダまで
とはいえ、すべてのファイルを同じ階層に入れるのは、扱いづらいです。
表示するのに時間がかかったり、メタデータの登録(後述)をするときなど、その階層に保存されているファイルが100を超えると、かなり不便。
(グリッドビュー編集できる上限が100なので)
ということで、ざっくり2階層(中フォルダ)くらいに分類し、必要に応じて3階層目(小フォルダ)を作ればよいでしょう。
それ以上に階層を増やすのは、お勧めしません。
階層を深くするほど、自分以外のユーザーにとって、複雑怪奇な構造に他ならないからです。
(結果、非効率に…)
格納時はフォルダ構造に沿って、
検索時は全文検索で、
管理側もユーザーも使いやすい仕組みを、工夫していただければと思います!
2. 1つのファイルが複数フォルダに該当する問題
以前の投稿の復習
下記のイラスト素材は、どのフォルダに分類すべきでしょうか?
………………
これは、答えが出ない問いでした。
この画像ファイルは、どのフォルダの属性ももつためです。
仮に1つのフォルダに格納することを決めると、場所を覚えておかないとなりません。
フォルダの数だけ複製して格納すると、どれが最新バージョンなのかわからなくなります。
(検索でも複製した分だけヒットします。)
とはいえ、大フォルダ直下に置いたらそれはそれで、探しづらいですよね。
メタデータを付与することで、検索でヒットしやすくする
メタデータには、作成・保存した時点で自動付与されるものが一般的ですが、実はSharePointドキュメントライブラリでは、任意のメタデータを賦与することが可能です。
パンがなければお菓子を食べれば…的な。
いかがでしたでしょうか?
次回は、SharePointドキュメントライブラリでメタデータを付与する方法について解説します。
お楽しみに!!
※感想や、扱ってほしいテーマなど、コメントいただけると嬉しいです!
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