インターネットは人類には早過ぎたという話

インターネットが無かった頃は、個人が自分の目で認識できる世界の大きさは精々半径数キロ〜数百キロ以内で、情報収集はマスメディアに頼っていたから自他の間に「暗黙的価値観の共有」みたいなものが自然と出来上がるようになっていた。
当初はギークのおもちゃでしかなかったインターネットがスマホによって大衆化したことで、誰でも世界中の情報にアクセスできるようになったし、ソーシャルメディアの発達によって誰もが発信することができるようになった。
進歩した技術は後戻りが効かないので、そのこと自体が良い悪いでは無い。ただ、2008年にiPhoneが生まれてからインターネットが爆発的に大衆化していった2010年代が終わった今、世界や人々がインターネットの熱狂から醒めて「悪い側面」に向き合うようになってきたような気がする。

ここでは、私が「インターネットが人類に早過ぎると感じた理由」と、これからは「インターネット無差別級の時代から住み分けのインターネットの時代へ」とシフトしていく、という考えについて書いてみたいと思う。

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