見出し画像

生きづらさという希少価値~INFJ型について思うこと~

 昨日の記事ではHSPという概念と生きづらさについて記した。

 https://note.com/philosophy5107/n/n19e73fd41985

 HSPに当てはまるか否かはネットで心理テストのようなものを受けて判定した。今日は別の心理テストについて述べようと思う。

 『16 Personality』という心理テストがある。「よく当たる」とインターネットでは評判の心理テストだそうだ。

 https://www.16personalities.com/ja

 結果は次の通り、INFJ(”提唱者”型)だそうだ。

画像1

 INFJを一言で表すと、『物静かで神秘的だが、人々を非常に勇気づけるあくなき理想主義者』である。詳細を以下に記す。

 提唱者型の人達は非常に希少で、その数は全人口のわずか1%未満ですが、それにもかかわらず、世界にその足跡を残しています。外交官であることから、生まれながらに理想主義者で道徳感覚がありますが、提唱者型の人達を際立たせているのは、付随する計画型の気質です。提唱者型の人達は、無味乾燥な理想を掲げる夢想家ではなく、具体的な措置を取りながら目標を達成し、前向きで永続的な影響を与える力の持ち主なのです。
 人助けを人生の目標とし、救済活動に従事したり、慈善活動を行ったりしていますが、提唱者型の人達が、こうした活動を通じて真に情熱を注いでいるのは、問題の核心に迫り、人々を救済する必要が全くない環境を築き上げることなのです。
                                  『16 Personalities ”提唱者”型の性格(https://www.16personalities.com/ja/infj%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC)より引用』

 このタイプの有名人として、マーティン・ルサー・キング牧師やネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領、マザー・テレサといった錚々たる面々が並んでいる。ここまで見るとポジティブな印象を受ける。

 しかしながら、次のようなことも書かれている。

 しかし、提唱者型の人達にとって本当に最も重要なのは、自分自身を大切にすることです。自身の信念に夢中になるあまりに、自分の限界を超えることは確実にあり得ることで、その熱意が度を超えると、疲れ切って健康を損ない、ストレスを抱えます。これは、特に対立や批判に立ち向かう際に現れます。その繊細な性格から、こうした一見個人攻撃にも見える事柄を避けようと是が非でも頑張りますが、その状況が避けられなくなると、非常に理不尽かつ無益な手段で反撃します。
 提唱者型の人達にとって、この世は不公平なことだらけですが、そうである必要はないのです。提唱者型の人達ほど、大小に関わりなく過ちを正すために動ける人はいません。ただ、世の中のために忙しく活動している間、自分自身も大切にすることだけは忘れないようにしましょう。
 
 『16 Personalities ”提唱者”型の性格(https://www.16personalities.com/ja/infj%E5%9E%8B%E3%81%AE%E6%80%A7%E6%A0%BC)より引用、太字は筆者』

 HSPに続いて現れた。『繊細』という言葉である。
 他の文言をざっと読んでみてわかるのは、この性格の持ち主は高い理想主義であるが故に、不公平や理不尽が跳梁跋扈するこの世の出来事にいちいち心を痛める繊細な性格ということだろう。それはすなわち、『生きづらさ』と呼ぶにふさわしいように思われる。

 HSPにも同じことが言えるが、心理テストを受ける人は、生きづらさを抱える傾向にあるように思われる。そうした人はテストの結果を見て『自分の生きづらさはこのためだったのか、安心した』と思うのだろうか?

 少なくとも私は思う。自分が求めていたのは『希少な性格だよ。自分を大切にね』などという優しい言葉ではなく、今日明日をどのように生き残っていくかという、ある種のサバイバル術であると。これがはっきりしない限り、私は「生きづらさ」を回避する術を探して彷徨う、ある種の『自分探しの旅』を続ける羽目になる。

 今日も『生きづらい』と悩む一日を過ごした。こんな自分が嫌いになる毎日であるが、それは『自分を大切に』というINFJ型へのメッセージが自分の中で受け止められない証だろう。いつ私は自分を認められるのだろうか?


 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?