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waccaラム天国の味噌ラー飯は新しいのによく知っている味だった

東京は異常なまでに寒さに弱い。大きくて密集している上に変に均質性が高いため、想定外の事態に素早く対処しきれないのだろうか。小回りの効かない、鈍いモンスターみたいだ。

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家には立ち入り禁止の屋上部分があるのだが、先日記録的な寒さを叩き出した翌朝には水道管が破裂しており、そこから勢いよく水が噴き出していた。気温が氷点下にいくことが想定されていなかったために対策がなされていなく、しかも使っていない水道管が放置されていたために水が膨張して破裂したらしい。こう書くと杜撰な管理だ。

かなりの勢いで噴き出しているのに立ち入り禁止で近寄れないので、遠巻きに眺めることしかできず焦った。

すぐに管理会社に連絡したが同じような事案が多数発生しているらしく、水道は夕方くらいまで復旧しなかった。水道を使うたびに一旦玄関から出て水道管のバルブを開けないといけないというなんとも不便な半日を過ごし、それを言い訳に皿洗いをサボることができた。しかしトイレはサボることができないから大変だった。

東京は寒さに弱いが、東京の人自体は雪国の人に比べてかなり寒さには強いと思う。なぜか。長野や北海道などの雪国では基本的に室内で暖房をガンガンに焚くしすぐに車に乗るので、あまり寒気に晒されたまま歩き回るということが少ないからだ。東京ではJRや地下鉄での移動が基本になるし、とにかく歩く。寒いところ出身であるほどボディ自体の寒さ耐性はむしろ低い。

そう、寒かったので身体を温めるために日頃お世話になっているwaccaを訪問した。waccaは常に新しいことに取り組まれていて頻繁にメニューが変わる。来るたびに何屋さんなのかよくわからないことになっている。

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