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一周年イベントおつかれ/東京にインドはできたのか?/今週美味しかったお店:カレー哲学の視点(10/10〜10/16)

一週間あっという間ですね。今週は東京マサラ部室一周年イベントの準備と雑事にずっと追われていました。一年後、どこで何をしているのか。


東京マサラ部室一周年イベント

東京にインドを作る、を掲げて去年の10月に立ち上げた東京マサラ部室。今回はマサラ部室で一年を過ごしてきた集大成というか文化祭のようなイベントになったわけですが、たくさんの方に応援していただき、結果としてそれなりの反響もいただくことができました。やりきった感があり、なんだか大変スッキリとした気持ちになれました。

第一週はアーンドラのベジミールス、第二週はハイデラバーディチキンビリヤニを出しました。仕込みも当日もクソ大変でしたが、住民と一緒だからこそ乗り越えられたんだなあという実感があります。

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今まで作ってきたカレーを貼りまくりました。

ここ1ヶ月ほど公私共に散らかりすぎていたので、一週間くらいは穏やかで落ち着いた気持ちで海のように過ごしたいと思います。毎日15時間くらい寝てカレーだけ食べていたいでし。

振り返りの雑談ラジオ。

東京にインドはできたのか?

日本の中にインドの「飛び地」を作りたい。しかしまだまだです。何をもってインドとすればいいのかもわかりません。人間に溢れた熱狂的カオス空間を作りたい。

東京マサラ部室には最近どんどんインドグッズが増えていき、インド料理も日々作り続けていますが、ますます日本でもインドでもないどこにもない空間に向かっているような気もします。

場所が住宅街の奥まったところだというのもあり、たどり着く過程の門へ至る道は神社の参道と鳥居のように"こっち""あっち"の境目のような気すらします。門をくぐると意識が切り替わり、時代も場所もわからない、どこか変なところへ飛ばされたような感覚になります。マサラ部室は果たして天国なのか地獄なのか。


次の一年はどうしようか?

我々の挑戦はまだ始まったばかりです。 ここ一年間、ネパール→バングラデシュ→パキスタン→マハラシュトラ→ゴア→ケーララ→タミル→スリランカ→ビリヤニ→アーンドラという順番で一ヶ月ごとにテーマを変え続けてきました。暑い季節は南の方の料理がさっぱりしておいしく、冬は北の方の料理が身体に染み込みます。

なんだかせわしなく旅をしてきているので、表面をなでただけだったりやりかけで終わってしまっているようなことがたくさんあります。レシピや文化研究というのも面白いですがわからないことばかり。調理科学の勉強もしたいし、インド料理の歴史のことももっと知りたいし。調理用語やスパイスに関わる語学も勉強したいですね。

マサラ部室をここから更に盛り上げていって、全国にたくさんマサラ部室をつくるんだ。


公開したレシピ

写真を撮り忘れてなんだか手抜きな感じになってしまいましたが、イベントで提供したレシピです。他のアイテムもレシピにちゃんと残しておきます。


美味しかったお店

最近行って美味しかったお店。

ajicoカレー(高田馬場)

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間借りのスリランカ料理なのですが、挽きたて胡椒の香りが鮮烈で、一瞬でうまっ!ってなりました。ピンクペッパーはいらない気がするけど。

「ココナッツのふりかけ」として説明されているポルサンボルが絶妙で、ごはんが進みます。

https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13262006/


ムグラン(大山)

寒くなるとネパール料理の季節がやってきたなと思いますよね。
大山にある居酒屋改装系のパッと見インネパ店っぽいお店なのですがカナセット(ダルバート)がありました。

ダルはシンプルで主張控えめ。サーグがとくに美味しかったです。

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セクワガル(大久保)

寒くなったらネパール料理。チウラ、ボリ、アチャール、サーグ、タルカリ。チョエラ、バトマスなど、バラと卵の上には揚げた魚も乗っています。

マトンのスパイシーなスープをかけながらチウラをふやかして食べるのが美味しいでした。

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