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自分の突っ立っている場所

今日は自分の立っている場所を思いつく限り把握したいと思う。

まず、僕は今の自分にそこそこ満足している。
ベストではないだろうが、楽に生きれているし、ストレスもフリーだ。

例えば、今の知識を持って子供の頃に戻りたいといったような願望もない。
というか、「面倒だから、そんな事はやめて欲しい」と思っている。
仮に過去に戻りたいとしたら、バックトゥーザフューチャーのように賭博情報を全部持って帰って、大金を稼ぎたい程度だろうか。

といって、大金を稼いだ後の使い道がないので、やはり過去に戻りたくない。
もう一度、今の年齢に戻ってくるのが面倒だからだ。
投資で1000万円くらいあるが、来週世界が滅ぶと言われても使い道が分からない。
なので、別に金持ちになりたいとは思わない。
仮に死ぬほどお金を持っていたら、延々とアクアリウムを眺めているかもしれない。

とはいえ、僕はYouTubeで他人がアクアリウムの手入れをしている映像を見るだけで十分なので、やはり今の生活と変わらないだろう。
結局自分では手入れができないので、誰か雇っていい感じに手入れをしてもらうことになる。
ということは、モニター上でYouTuberの活動を見ているのと何ら代わりがない。

逆に未来に行きたいか? と言われても行きたくはない。
世の中の進化スピードは遅いと思うが、急に文明が進化した所に放り込まれても、僕にとっては外国に行ったのと変わりがないだろう。
時代が流れていくのが分かりつつ新しいモノが出てくるのが面白いのであって、急に未来に行っても面白くないと思う。

そういう意味で、今後未来がどうなるかは多少の興味はあるが、別に未来に行きたいといった欲求はない。
それに未来がどうなるかまったく分からない訳ではなく、結局今最先端のものが一般に普及する程度のことだ。
別段、物凄く新しい目を見張るような事柄が出てくる訳ではない。

ポータブルDVDをバッグに入れて、いつでも好きなDVDが見れると言って喜んでいたのが、スマホみたいに小さくなって持ち運びやすくなっただけである。
ついでに言えば、リモートワークのおかげで家から出ることがなくなったので、スマホすら必要がないのが現状だ。

過去に行きたくないので、生まれ変わって別の人生を歩みたいというのもない。
僕は超陰キャではあるものの、小さい時は逆に超陽キャだった。
陽キャ過ぎて、劇の主役をやったり、学級委員に自ら立候補するくらいだった。
人に注目されることのデメリットに気がついたので、影で生きていくことに決めたのだ。

食うに困るような貧乏な家に生まれたらどうなるか分からないが、金持ちの家に生まれても別に変わらないと思う。
貧乏な家に積極的に生まれたい意志はないので、生まれ変わりたくはない。
男女の違いは大きいと思っているが、知らない性である女性になりたいとも思わない。
僕にとって男としての気楽さなどが性にあっていると思うからだ。
女性にならないとできないことなどにも興味がない。

ほとんど日本から出たことがない(というか関東圏から出たことがない)が、外国に生まれたらと思うこともない。
僕みたいなやる気のない人間は、隔離された島国くらいがちょうど良いと思う。
引きこもっていれば誰からも干渉されないし、隠れ家といて良いんじゃないか。

他に何があるだろうか。

今の職場にも文句はない。
というか、僕程度を重宝していただいて驚いている。
多少の価値は貢献している自覚はあるが、僕みたいなやる気のある人間で良いのかという思いがある。
明らかに過剰評価されているので、別の会社ではやっていけないと思う。

自分の部屋、性格、環境なども自分にフィットしたものを選んできた。
だから、別にどうこうしたいとかいった願望はない。
むしろ、見つけたらすぐに反映するので、今後も安定していけるだろう。

欲しいものは買えるだけの蓄えはあるし、燃費の良い自分の欲求には助かっている。
自分の感覚に従って、周りに惑わされないのも自分には合っている。
過去、周囲に過剰に適合しようとして常に見張られているような気がしたが、そんな圧迫感は今の僕にはない。
だらだらと生きているだけなのに、生きながらえている。
幸せなことだ。

暇だのなんだの言っていたが、別に有意義に日常を過ごそうという勘違いさえなければ、暇つぶしのコンテンツは沢山ある。
平日だから多少仕事もしたが、就業ボタンを押して気がついたらもう22時前だ。
今日は早く寝ようかな、寝たいなくらいの欲求しかない。

未来に漠然と不安を抱いても仕方がないという気持ちが、最近実感を伴って理解できるようになってきた。
未来なんてどうなるか分からない。
それこそ、平和ボケしている僕が戦争に巻き込まれる可能性だってそれなりにあるだろう。
数年以内に自動車が飛ぶ確率に比べたら、かなり高い確率だと思う。

といって、それに備えるなんて事は別にできない。
それに僕があれこれ出来るような問題でもない。
別にそんな極端な事例を出さなくても、人ひとりが出来ることなんてそう多くない。
良くわからない妄想上の理想やらと比較して、自分をディスる必要はない。

僕がだらだら生きたって、別に何も変わらない。
僕がそうしたいならそうすれば良いわけで、そうしたからと言って僕の未来が想像を超えて大きく変わる訳でもない。
今の感情に正直に、やりたい事をやりたいようにすれば良いのだ。

つらつらと書いてきたように、今の自分の状況を別にベストだったり理想の状態だとは思っていない。
けれど、別にどうこうしたい事もないし、現状に不満も不安もない。
やりたいと思ったことは手を伸ばせば大抵はできる。
困っていることもない。

本当は、こういう状況のことを幸せって定義するんじゃないだろうか。
その実感はないけど、少なくとも悪い状況ではない。


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