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薬と健康。

585回目です。φです。

早いもので、もう11月も終わり。明日は12月。昨年2019年の人に話しかけられるのなら、「知ってる?東京オリンピックなかったよ今年。」と言うだろうなぁ。あの盛り上がりがちょっと前のことだとは思えない。

とは言っても、私自身そこまでオリンピックに熱意を持っていたわけではないのだけれど(笑)

おそらく、2020年という年号は予想とは真逆のものになったのだろう。歴史として2020年が描かれるとき、どうやって書かれるのでしょうね。

さて、今日はニュースを見ていて思ったこと。どうやら医療費の払う割合が変わるらしい。団塊の世代が後期高齢者になるから、だそうです。

これについて、色々と思うことはあると思います。団塊の世代にとっては悲報だし、現役世代にとっては朗報で、おいおいの悲報になるかもしれない。まぁそのときにどう人口のバランスが変わっているか、政府がどう変わっているか、にもよるのだけれども。


これは私の意見で、これが正解でもないし、間違いでもないと思います。あくまで、高齢者と暮らしていて、割と周りに高齢者がいる20代の意見。

私の周りの高齢者は、「人に会えるから」という理由で病院に行ったりする。「ちょっと痛い気がする」というときも、「テレビで〇〇の症状が少しでもあったら要注意って言ってたから検査しに」というときもある。

病院でもかなり有名な人物のようで、「何も悪いところはないけど、ご本人が…」という主治医の困った声を間接的に私は聞きます。そして処方されるのは安定剤とか、睡眠導入剤。時々頭痛薬、という具合。

他にも、病院に治療しに行っているのに、「健康的な食生活を」と言われながら毎日のように外食していたり、という人も。私の親も、歩くのが一番の治療法です、と言われていても歩かない。そして薬をもらっている。

世の中、病院の治療が、処方が必要な人はいます。それ以外でも努力していて、けれどもやはり西洋医学の力を借りないと困難に直面する人はいる。自分のできる範囲のことをやって、でも足りない。こんなに努力しているのに、という人もいるでしょう。彼らには医学的なものが行き渡ってほしいと思う。

私自身も、ある程度日常的に気を付けないといけないことがある。難病の面では何かと注意を払って生きていかないといけない。甲状腺も食事療法がメイン。薬に頼りたくないし、薬を使っても変わらなかったから。「これは食べないように」と言われているものはほぼ排除、という具合です。食べやすくて気に入っていた食材がたくさんあったのだけど、薬をもらわずに済むなら、ということで断ちました。断ってみると意外に「そこまでこだわってはなかったな」と思いましたが(笑)

体のメンテナンスに関しても、関節が良くないので手術を避けるために色々と。それでも骨はばきばきと音を立てるし、動かなくなる時はある。「こんなにやっているのにねぇ」と思うときもある。ちょっとしたことで何だか脱臼寸前のノリになるわけです。とても困ります。

しかしながら、この体は変わらない。だからこそ上手く付き合っていくために、セルフケアというものは大切。

そういったセルフケアをしていても、やっぱり何の問題もない人には届きません。健康って大事だなぁと私は思います。

自分と比較するわけではないけれど、「薬をもらえばいい」という人もまたいるわけで。薬以外での治療、というか自己管理は避けたい、という人もいる。

薬はおそらく楽です。何もしなくていいし、飲むだけでいい。ほんの少しの動作で変えることができるものですから。

けれど、それでいいのかな、と思う。薬はそれだけ影響があるもので、それを長期間摂取していたらどうなるんだろう、と思う。副作用だって、いつか出てくるかもしれない。短期間では問題ないけれど、長期だと蓄積していくとか、耐性がついてしまって、続けるごとに強いものにしなければいけない、とか。

頭痛薬とかが有名だと思います。頭痛薬を長期間で使っていると、耐性がついてより強いものを、強いものを、となっていって、まぁ悪い結果になる。私の周りでも頭痛薬の処方で色々となった人はいます。

なんだか、薬って本当にいいのものなのかな。と私は思います。薬が開発されることは良いことだろうけれど、それで抑えなくてもいいものが抑えられてしまって、なんだか人工的に思えてくる。体のリアクションだって物質で抑えてしまうし。

私が言うのもあれですが、痛みは体からの危険、というサインです。それを抑えてしまって、無理に動いて。それっていいことなのかな、と思います。そりゃ抑えないとやっていけないこともあるのだろうとは思います。多分。

薬のおかげで寿命だって延びることはあるだろう。昔だったら治らなかったものが治るのだから。けれど、その薬のおかげで延びた寿命は、その人のためになっているのだろうか。延びた分だけ、幸せになっているのだろうか。時々、違和感を覚えます。

なんだか、人間の生き方が自然じゃないなぁと思う。なんでもコントロールできてしまっていて。

薬のおかげ、という場面もあると思います。けれど、薬のせいで、という場面もまた存在すると思う。

日本では薬の処方が多すぎる、ということを耳にします。欧米では「自然療法で」と言われるものも、やたら薬を出すとか、なんとか。そもそも医療制度云々も異なるので、参考にはならないかもしれないけれども。

薬が悪い、西洋医学が悪い、とかは言いません。私だって病院には行っているし、薬だって処方されている。やめたいけどね。

要はバランスなのかな、と思います。できるだけ自分で治せるような体づくりをして、緊急のもの、自分では対処できないものだけを病院で治す。それのバランス。

健康を維持できる社会作りから、なのだとは思います。働きまくって、休む時間もなくて、病院に行くお金も時間もなくて。それだったら、体のケアどころじゃないから。心身ともに健康になれる社会、なってほしいですね。

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