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海と日本、環境問題。

 497回目です。φです。

 昨日の台風、すさまじかった。これより遥かに強い台風が週末にやってきて、私たちにできることはただ備えるだけ。台風を動かすことはできないし、台風から確実に逃れられる方法を見付けられることもできない。ただ備えるだけ。

 どんなに優れた技術を持って予測することはできても、それを予測するだけなんだなぁ、と思うとなんだか人間って無力ですね。予測できるようになったことは十分にすごいのだけれども。

 被害は未知数だけど、ほぼ確実にやってくるであろう災害に対して私が思うことについて書こうと思います。日本、もっと環境問題を意識した方が良いと思う。

 日本は島国です。海に囲まれていて、海洋国家です。海の恵みはたくさんもらっていて、海を資源にたくさんのことをしています。

 内陸部の県の方はちょっと意識が異なるかもしれないけれども。私は海も山も川もある県に住んでいるので、海の恵みは最大限に享受していると思う。海が見たいと思えばすぐに見に行けるし、水産物の名物はたくさんある。…私はほとんど苦手ですが(笑)

 そんな場所で育った私にとって、海なしの生活は正直考えられない。学校生活で思い出すのは海風だし、学校の通学路では海を眺めていました。船が作られる様子も観察していて、「やっと完成!」と見届けることも多々ありました。10年間同じルートで学校に通っていたから。

 学校帰りに海に寄ることもあったし、大学生になってからは「ビーチに行ってきます!」な同級生たちをたくさん見た。とにかく、海が身近だった。

 海への思いを書きまくってしまったけれど、現在台風が強い勢力を持つのは海面の温度の上昇ということはつい最近知った。まぁ学生時代は理科とかで習ったのだろうけれど、すっかり忘れていました。海の温度が27℃を超えると台風は勢力を増すらしい。

 地球温暖化は、こんなところまでやってきている。年々台風による被害が増えている気がする。私はそう思っていました。規模が桁違いの被害が増えていて、毎年避難勧告に建物の倒壊、農作物は無残に落ちてしまう。人だって毎年亡くなる。避難所での暮らしの様子のニュースは毎年見ているように思える。

 海が身近な日本に住む人たちだけれど、この台風と海のことを考えることはあるのかなぁ、とふとニュースを見ながら思いました。私自身、台風と海を結びつけることは今までありませんでした。台風は環境問題のせい、とだけ思ってた。

 海に囲まれた国だからこそ、海のことはどの国よりも先に大切にしないといけないと思う。日本以外にも海洋国家はあるし、どこよりも最先端を、というわけにはいかないと思うけれども。

 あ、海洋国家ってどこだろう、と思ったので調べましたWikipediaで。「フェニキア、カルタゴ、アテナイ、ヴェネツィア共和国、ジェノヴァ共和国、ポルトガル、スペイン、オランダ、フランス、イギリス、アメリカ合衆国、日本が海洋国家の例である。」とのこと。

 海洋国家=海にぽつんと浮かんでいる島国、だと私は思っていたので、ちょっと意外な国々がいます。フランスって海洋国家なんだ。意外。

 日本と海、外国、というと、なんだか領土問題や排他的経済水域のことばかり私は浮かびます。もっと環境面で海について考えることが大切なんじゃないかな、日本。

 海に浮かぶごみは年々増えているそうだし、海の生物たちの環境も変わってしまっているらしい。海はぱっと見変わらないけれど、人の手によってたくさんのものが壊されていると思う。

 台風をすぐに根絶やしにすることはできない。それができたらきっとどの国も血眼になって探していると思う。けれど、台風の被害を解決するために必要なことを、根本的に見なおして、少しずつでも対策をしていくことが今後必要。対策なしだったら、きっともっと被害が大きくなっていく。

 海を大切にする。森林伐採や砂漠化とか、目に見えるものばかりに着目するのではなくて、ずっと身近で沈黙を保つような海に対してもアクションをすべきだと私は思います。国全体でのアクション。

 海について色々と書きましたが、なんともあれ、少しでも台風10号の被害が少なくなりますように。ただ願うばかりです。

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