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「歴史をつくった洋菓子たち」を読んで。

 418回目です。φです。

 昨晩ものすごーく夢見が悪く、ぼんやり起きていました気づくと朝(笑)

 日々睡眠時間が少なくなっています。夢って不思議ですよね。夢を見ているとき、「これは夢だ」と分かるとき、反対に目覚めてやっと「夢だった」と思うときがある。

 私たちは眠っている間、夢を見ているらしい。ほぼ毎日。多くは覚えていないから、特別強烈な夢や、夢に起こされたときに「夢を見た」という自覚になる。らしい。

 夢は自分の深層心理を表していたり、記憶の整理として用いられたり。心理学でも夢については結構扱いました。興味深かったなぁ。私が見た夢たち、夢分析云々をしてみると「ろくでもない!」な内容でしたが(笑)

 ストレスあると夢ってまぁ…追われる系のものだったりしますよね。うん。他のもあるけれども。

 起きた瞬間に「夢だった!…あれ、なんだったっけ」になったときはどうしようもないけれど、もし夢を覚えていたら、ちょっと調べてみるのも面白いものです。

 私は夢分析をしてみては、「これをあの象徴として用いているのか夢分析…興味深い…」と謎の方向から分析を分析しています。朝から脳が張り切っていますね!曲がった方面に!(笑)

 分析系の象徴として用いられているものって、正しいようで正しくないような気が私はしています。例えば、「どの動物を最後まで残す?」という心理テストがありますが、私は最後まで「馬」を残します。

 馬は労働の象徴ですが、私にとっては「馬が好きだから!残す!」というめちゃくちゃ単純な理由。労働じゃない、愛の対象ですよ愛の(笑)

 夢分析も、人によっては違うのかもしれないし、同じ認識のものの象徴なのかもしれない。信じるも信じないもご自由に、程度のものなのかもですね。

 さてさて、今日も図書館で借りてきた本を読んでいました。就活に匙を投げまして、読書に情熱を注いでいました(笑)


 この本を読みました。昨日は和菓子、本日は洋菓子。

 洋菓子の歴史系は色々読んだはずですが、図書館にはまだ未読のものがありまして…ついつい手に取ってしまいました。

 洋菓子の歴史が面白いのは、ヨーロッパならではの侵略されて侵略して、の歴史がお菓子にまで反映されているところです。名前も似ているものだったり、同じ名前だったり。

 洋菓子を見ていて思うのが、「ハプスブルク家すごい」。以上。

 今でこそオーストリアは小さな国ですが、昔は領土も影響力もすごくて、列強に名を連ねた国でした。昔に地図見たらびっくりですよ。

 そのオーストリアと言ったらハプスブルク家!なハプスブルクですが、彼らのおかげでオーストリアの洋菓子は栄えていて、それがヨーロッパ中に広がっているのだろうなぁと思う。トルコのお菓子ですら時々混じっている辺り、オーストリアの歴史を感じられます。

 ウィーンの優雅さはハプスブルクが所以なのだろうなぁ。そうそう、オーストリアはドイツ語圏の国ですが、ドイツやスイスとはかなり違いのあるドイツ語らしい。ゆったりとして優雅なのだとか。ぜひとも聴いてみたいものです。

 ドイツ語ってかなり地方色があって、単語そのものに違いがあったり、挨拶が違ったり、なまりすごくてドイツ語同士ですら「え、何言ってるの」状態とも耳にしたことがあります。面白いですよね(笑)

 イギリスも全土で英語を使っているとはいえ、なまりはすごいことになっています。スコットランドのなまり、難しいです。うん、とにかく難しい(笑)

 おおっと、言語について語りそうなのでここら辺で終わり!本について書きましょう私よ!

 私が読んだ洋菓子の歴史に関する本は、割と「〇〇というのが由来と言われている」という一説や多くても二説、のものでした。しかしながらこの本、とっても疑いの眼差しを持って歴史について言及しています。最高。どの説が結局正しいのか分からない(笑)

 年代や生み出した人の年齢や状況、そして当時の国の状況…などなど、考察が丁寧になされていて、「ううむ、この年齢じゃ無理かも?」と、通説を私も疑って読み進めました。いくら今より働く年齢が低かったにしても、ちょっとそれは難しいなぁ、ということなど。こんなにお菓子の話題で考える日が来るとは…!

 単純に「ブッシュ・ド・ノエルはフランスのクリスマスのケーキ!」という知識だけでは物足りない、いやむしろ「何がブッシュ・ド・ノエルをクリスマスのケーキとさせたのか?」という視点を持って考える人にとってはおすすめの本です。洋菓子の本で、ここまでキリスト教の話が出てくるのも珍しい。ヨーロッパとアメリカについてを、お菓子というものから通して学びたいと思う人、ぜひぜひ読んでほしいなぁ。

 個人的にツボに入ったのが、アメリカの話題。やたら甘くするとか、歴史がないからこそヨーロッパの歴史あるお菓子を改造する(意訳)とか、もう「まぁ…アメリカだからね☆」と毎回ウインク飛ばしたくなりました。好き。そしてまさにその通りな気がします(笑)

 ハロウィンだって、本来はカブにジャック・オー・ランタンの飾りつけをして…なのですが、アメリカは「かぼちゃ!パンプキンパーイ!コスチューム!」に変えちゃったくらいですしね。パンプキンパイ愛してるよねアメリカ。あとアップルパイ。ひたすら甘いパイ。アメリカだもの。

 アメリカと言えばパイなイメージらしいですが、個人的にはチェリーパイ好きでした~。アメリカのヴィーガン対応のエナジーバーを作っていた会社のチェリーパイ味が好きだったのですが、日本から剛速球で姿を消しました。早かった。他の味残ってるのにね…。

 アメリカンチェリーも好みが分かれるのだとか。私はさくらんぼは苦手ですが、アメリカンチェリーは慣れているなぁ。みなさんどうでしょ?

 さて、この本は洋菓子から深く深く歴史を学ぶことができます。人物の歴史、宗教、時世。日本の和菓子とはまた違った歩みをしている洋菓子たちの波乱万丈の人生(?)を垣間見ることもできます。これを知ったら、発祥の地で食べるときに持つ気持ちが変わってくるだろうなぁ。

 長年裁判をし続けたウィーンのザッハトルテとか、きっと「これが勝利の味…」みたいな感想を抱けるかも。そこまでないかもですが(笑)

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