〇痛、っていつ学んだんだろう?
294回目です。φです。
もう2月も真ん中です。世界で色々なことが起こり過ぎていて、私はまだ2020年が始まったばかりのような気がします。1日1日に得る情報が多すぎて日数が進まない感じ。
忙しいと過ぎ去る、というものだけれども、どうも私の中では停滞中のようです(笑)
さて、今朝目覚めと共に目覚まし時計が降ってきまして、顔面強打でした私。びっくりしたよ。ベルが鳴るタイプの時計だから、鳴りながら歩くのですよ私の目覚まし君2世。アクティブです彼。ちなみに1世は私の手によって破壊されました。
今日はその衝撃的な、刺激的な朝に考えたことをnoteに書こうと思います。にしても、今日はよく目覚まし時計2世壊さなかったなぁ私。痛みについて。
顔の上で元気よく時刻を知らせている目覚まし時計2世を放置しながら、「これ、何痛って表現されるのかなぁ…」とのんびり考えていました。鼻に物がぶつかる?乗っかる?状態に対する痛みの表現ってなんだろう?
と、いうのも。
先日病院に行った時に「鈍痛」「激痛」「鋭い痛み」という単語を聴いたから。全部痛いって事なのに分類があるって面倒だなぁ、と思いながら聴いていました(笑)
「人によって痛みの大きさは違うけれど」とも先生はおっしゃっていまして。人によって痛みの大きさが違うのなら、どうして鈍痛やら激痛やら鋭いやら、形容詞を付けることができるんだろう。
種類は一緒で、度合いが違う。そんな感じなのかなぁ。
「種類は一緒」という前提が正しいことにしたら、「激痛」ってどうなるの?ということになるわけです。じゃあ激痛がない人っている?激痛しかない人っている?
ううむ、それとも激痛は種類ではなく度合の表現になるのでしょうか。激痛の反対語は鈍痛、と書いてあったけれど、「激しい」の反対って「鈍い」じゃなくて「穏やか」だよね。…「穏やか痛」?
穏やか痛…?穏やか痛ってあります…?「あいったたたたた~♪」みたいな?
なんだか存在しない単語のように思えてきました。そんな軽やかに表現される痛みって無さそう。多分。
そもそも、「鈍い」という表現の刺激ってなんなんだろう?
鈍い、と言われると、私は色・反応しか思い浮かばない。クリアじゃないって感じの印象の言葉。
鈍い痛みってなんだ。「いーたーいー…」って感じ?痛覚に至るまでに時間を要する痛み?痛くない時間があって、痛い時間がある痛み?
頻度の問題じゃなさそうだけれども。鈍い痛み、鈍痛。彼らは何者なんだろう。
私はぶつかったりして痛みを訴える人を目撃するときが人並みに(?)あるのだけれど、不思議なものです。とっても。
「あいたっ」「いたっ」と急に反応します。すごく早口で、それ舌噛まないの?と心配するくらいです。しかもなぜか多くの人は同じ単語です。前述した2つ。時々違う人いて面白いけれど、ちょっと私は聞き取れないので言語化不可です(笑)
早口で表現するとき、それは鈍痛ではないのだろうか。鋭い痛み?だから早口になるのでしょうか?
痛みを表現する反応の言葉の速度と、痛覚に伝わる速度は比例する?
それとも、痛みを表現する反応の言葉の速度と、痛みの刺激の大きさは比例する?
どうなんだろう。それとも無関係で、痛覚への刺激があったら口から出てくるのかなぁ。だとしたら、いつ学習したのだろう。私習わなかったけれど。
さらに、「痛い」と反射的に言うとしたら、それはなぜだろう。誰に向かって言っているんだろう?自分?それとも他の人?
しかしながら、私は足の小指をテーブルにぶつけた人を目撃したことがあるけれど、無言だった。その人。うずくまってた。1分間くらい。ずっと無言でしたね、そういえば。
無言verもあるとしたら、それはなぜなんだろう。自分以外に存在する対象物がテーブルだから?テーブルに訴えてもねぇ。
一度私はものすごーく興味を持って、調べました。痛みについて、スケールがあるのかないのか、とか。主観的に訴えられる痛みは判断材料として正しいのか、とか。色々疑問に思ったので。
参考にしたのは学会資料。こちら~。
ここに痛みのスケールが書かれてあって、痛みの性質、としてたくさんの言葉が並べられています。
「ずきんずきんする痛み」「ビーンと走る痛み」「刃物でつき刺されるような痛み」…などなど。
一言で表すと、「よく分からない」というのが私の感想(笑)
刃物でさされたことないのにね…想像力ってすごい。
この資料によって、主観的に訴えられる痛みは確かに判断材料になる、ということは分かりましたね!唯一!
しかしながら、この資料を知っていて痛みを表す際に「この言葉を使おう」とはならないのだと思う。この資料、ご存じの人います?
痛みの表現は、生まれつき知っているのだろうか?先天的な知識で、いわゆるアプリオリな知識?
経験がないのに痛みを表現できるのなら、それはアプリオリな知識なのだろうか?
不思議です。痛み。そういえば、痛覚の発達ってあるのかなぁ。他の感覚器官は発達するけれども。退化もするしね(笑)
痛みって難しい。未だに問診票の「いつ・どこに・どのように症状がありますか?」という1問目の質問すら答えられない私にとって、一生涯考え続ける概念かもしれないですね。途中で飽きるかもだけど!
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