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出会いと修正。

 515回目です。φです。

 秋めいた来たなぁ、と思うのですが、一方で私の部屋の室温は28℃。なにごと。私は南国に住んでいるのでしょうか。

 夏場は36℃になるしね!秋だね!と強制的に考え直すのだけど、いやいや数年前と比べたらすさまじい数値を叩き出していると思い直します。9月も後半、過ごしやすいね28℃!…って…江戸時代くらいの人かっさらって聞いてもらいたい。あ、でも当時は気温とか分からないですね。どうしましょう(笑)

 確か気温観測のスタートは明治くらいだから、明治の人をかっさらってこないと。まぁ普通に考えて無理ですね~残念。

 さて、今日は新しくやってみようと思っていることがあって、それのための自己紹介文ならぬ私の取扱説明書(簡単ver)の文章を考えていました。なんというか、面白い質問をされたので書き方も分かりやすく書きたいね、と思って色々考えました。

 まだ決まってはいないのだけれど、ちょっとした弟子入り(?)の予定です。先日その師匠の予定の人(?)に会って話をしてきたのですが、まぁ楽しかった!そのとき私がちょっと説明して、「長い話になるのでまたメールで!」になった。障がいのこと。

 障がいがあって仕事に就いても上手くいかなくて。という私の一言説明から色々なって、「障がいって?」という質問が。発達障害をご存じなかったようで、私は「感覚が過敏でストレス溜めやすくて、仕事にも支障が出るくらいに過敏に反応する」「ものすごーく欠如した能力がある」という説明をしました。省略の仕方がすさまじいですね!でも時間的に仕方がなかったのですよ(笑)

 そこで聞かれたことに、私はちょっとびっくりした。「それが障がいになってしまうのか?」「どうやってそのことが障がいになったのか?」

 その師匠(?)はイタリア出身なので、そういったことも”それがなぜ障がいなのか”という疑問につながったのかもしれない。

 私は一応は大学で心理学を専攻して、発達障害のテストに関しても皮肉なことに勉強したので、その”模範的な説明”をしました。”能力を計る検査があって、その検査のギャップが大きければ障がいとして認定される”みたいな。そうすると「感覚が過敏、敏感なら音の違いがよく分かるんだよね?」とのお言葉。

 なんというか、まぁそうなのだけど驚いた。ここしばらくそういった”ポジティブな”捉え方で話を続けられたことがなかったから。

 あ、ここではしっかりと言語化して冷静に書いていますが、当時その瞬間にいた私は「わぉぉぉぉぉぉぉぉそう!そうなのですよブラボー!!!」な気持ちでした。今思えば自分にドン引きですね☆

 その場でも抑えきれない興奮をなだめながら「そうとも言えます!仕事ではマイナスに働きますが、他の方面ではプラスに働きます!」と言いました。私の顔、崩壊してないことを祈ります。多分マスクしてたからOK。マスクありがとう。初めて感謝しましたマスクさんに。

 そんな会話をして、そしてメールで私について書く。今まで障がい者として履歴書は書いてきました。障がいがどんな感じで、どう対処しているかしてもらいたいか、自分ができることは何か。

 それだと、どうも私らしくない。そして今回もらった質問のおかげで、「私ってどうなんだろう?」と考え直す必要があります。できないことを無理に仕事で適応できるようにポジティブに書くのではない、障がいの説明の仕方と「私は何か」ということ。

 自分を知っておくことって大切です。自分の取り扱いの仕方を知っておくことも。何が自分にとって良いことか悪いことか、好きか嫌いか、得意か不得意か。価値観や倫理観、自分の経験。自分を知らないことでプラスになることもあるけれど、自分とは何者かを説明するときにプラスになる場合は少ない。

 私もある程度は自己分析をしてきたし、様々なシーンで自分のことを知らなければいけなかった。アイデンティティについて問うたり、疑ったり信じたり。それを繰り返して、「自分とは何者か」を説明できる気でいました。

 しかしながら、それは独りよがりだったようで。新しい価値観を持った方の質問ひとつで、「自分とは何か」が改めて問われ直しました。全部を刷新するわけじゃない。けれど、部分修正は必要だし、その修正点から自分を新しい角度で見なおす必要もある。

 人と会って話をすることは、誰かにとっては嫌なことです。必ずしも人類全員が好きなことじゃない。好きな人ももちろんいるけどね。個人差が生まれやすいと思います。人に会って元気になる人もいれば、力を使い切ってしまって疲れてしまう人もいる。

 けれど、人に会うことはメリットがあると思います。私は色々な人に出会ってきたと思う。良いことも悪いこともありました。「え、初対面からすっばらしいですねー!何様!」な方もいらっしゃれば、「今回は素晴らしきお言葉を頂戴することができて恐悦至極にございまする」な方もいらっしゃる(笑)

 人を通して自分を知る。人を通して自分は成長する。人間社会的な動物だもの。人のいない世界に人は生きることはできても、何かが欠けてしまうのだと思います。

 はぁ嫌なことばっかり人なんて嫌い。そう思うこともあると思います。私だってあります、家にいたくないもの~(笑)

 ですが、それはただ”ちょっと出会いが良くなかった”だけで。自分にとって価値のある出会いはきっとどこかにあります。

 私は「諦めって結構大事☆」とか思っているのですが、人との出会いは諦めないでほしいな、と思う。世の中人間あふれる程います。ひとりが合わなかったからって、全員が合わないわけじゃないもの。

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