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「スタンフォードの自分を変える教室」を読んで。

 476回目です。φです。

 今日は読書するぞー!と決めていた日で、1冊読み終わりました。スタンフォード大学の人気講義の本。

 講義の本は結構ありますよね~私はマイケル・サンデル教授の本も読んでみたい。今回読んだのは、ケリー・マクゴニガル(Kelly McGonigal)教授の本。

 ちなみに、こっちは私が読みたい本。私の母校にもいらっしゃったそうなんですよね、マイケル・サンデル教授。

 大学の講義って自由な形になったなぁと思います。その教授のいる特定の大学に行って、聴講生として講義を受ける。それ以外の手段で、誰にでもその講義が提供されるってすごい。

 私は東京外国語大学の後期オンライン講義を実は狙っています…!オンラインで、外大の講義を聴けるって最高じゃないですか。数年越しの夢が叶いそう。

 字幕出る設定にできないかなぁ。どうしても何かしらの媒体を通した音声って聞き取りにくい。

 さて、今日はこのケリー教授の本「スタンフォードの自分を変える教室」を読んで思ったことについて書こうと思います。

 おすすめは10週間かけて自問自答をして、本と共に歩んでいくスタイルのようですが、そこまで図書館の本は借りられなさそうなので読むだけ読みました(笑)


 私はこういった「講義を本にしました」は初めて読みます。どんな感じに書かれているんだろう、図とかあるのかな、口語で書かれているのかな、とか、色々とわくわくしながら開きました。

 文体は口語、話し言葉のままです。本当に講義を聴いているような気分になれて、カジュアルで私は好みでした。お堅い感じがなくて、冗談のセンスも発揮されています。翻訳した方を尊敬します…英語をやっていると、原文の英語をここまで自然に日本語にできるんだと感動することが増えます。私は増えました。

 私は英語を日本語にするのが結構苦手。どう伝えるかよく分からない。「~な感じ?」という…ふわっとした感じにしか伝えられない。超絶に文章長くなるし。翻訳家って本当にすごいと思う。

 で、内容です。ネタバレするのも気が引けるので、感想を中心に書きます。

 「確かにそうかも」と思うことが何度もありました。どうしたら人間意志をコントロールできるか。何が意志を妨げているか、どうすれば意志を目的の達成まで維持できるか、とか。本当に目的を達成するためならば必要なことだけど、目的にばかり目を向けて、根本的なことに目を向けていないことがよく分かりました。この本。

 心理学で習うことがたくさん出てきて、私は「そうだったなぁ…」と思い出したり、知らない実験に興味がそそられたり。

 実験でいくつか出てくるのですが、動物の実験結果が人間にも同じ結果だったりするのが、個人的に面白いと思いました。人間も動物かぁ、本能には負けるんだろうなぁ。生存本能を持ち合わせている以上、人間も動物なんだなと思います。

 講義でこれだけ色々な実験が説明されるなんて、この教授何者なんだろうと所々で思いました。カバーしている範囲が広大(笑)

 「これをやりたい!」「これをやめたい!」「これになりたい!」そういった目標があって、目標はあってもなかなか到達しない、途中の努力が続かない、そういった人にぜひ読んでいただきたい本だと私は思う。

 私的には、「これをやめたい!」の人にはおすすめだと思います。例えばTwitterをだらだら見るのがやめられない人とか。運動習慣がつけられない人とか。

 この本、読んだからと言って急に「できた!」になるわけではないと思う。この本を読んで、ひとつひとつ自分で考えて自分に正直になって、考えた結果から自分の次のステップを自分で見つける。そのプロセスを助けるための本だと思う。

 まぁ、「この本読んだら自分の目標達成できます!」は怪しすぎるとは思うけれども(笑)

 自覚があって、それに正面から向かい合って、嫌な部分もしっかり見つめて探して、自分の道を自分でつかむ。それが苦手な人には難しいかな。と私は思う。

 自分の弱点とかあんまり直視したくないものです、人間って。私の弱点というかよろしくないところは性格がひん曲がっていて面倒くさくて無駄にプライドが高い部分があるところだと思う。うん、自分で書いていてちょっと凹みますね(笑)

 誰かの言葉を通して言われたことと、本を通して言われたことは少しパワーが違うと私は思います。もしこの本の内容そのままを実際の講義で言われたら、何かしらの違いはあると思う。心への響き方、というのかなぁ。

 私は今日からできることはやってみようと思います。この本を通して私が一番心に誓ったこと、「早く寝る!瞑想する!」の2点。睡眠不足って本当に生産性も下げるし脳全体にダメージ与えるようなものなんでしょうね…寝よ…。

 瞑想もおすすめされていました。瞑想の効果は本当にすごいらしく、様々な分野で私は目にします。主にビジネス関連ではあるけれど、それ以外にもメンタルヘルスとか。アスリートへのアプローチにも採用されているらしいですね。

 瞑想の大切さから、日本の文化「禅」が世界に広がって「ZEN」になっているのも結構有名だと思います。日本人の方が、ちょっとないがしろにしているかもですね。自国の文化、大事にしよう。

 さて、この本はものすごーい難題を突き付けていません。押し付けてもいません。自分の心次第、ともいえる。それを上手くコントロールするための方法が書かれていると私は思います。本能的な部分をしっかり学んで、それと上手く付き合っていくにはどうすべきか。それへの答えが書かれている本。

 3時間もあれば多分読める本なので、ちょっと興味がある、という方はぜひご覧くださーい!

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