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温度をどうやって知りますか?

 543回目です。φです。

 ある程度復活した気分でいましたが、本日もどうやらそこまで復活していなかった模様。ぼんやりしていて壁とあいさつしまくりでした。壁にとっては嬉しくは無いと思うけれども。

 昨晩は早寝してみた。とは言っても30分くらい早いかなぁという程度。1時間前にベッドに入ろうと思ったけれど、気になった英単語を調べて盛り上がってしまった。なぞの高揚感が突如現れまして…。

 いつも通りな夜を過ごして、目覚ましが鳴る前に目が覚めた。1時間前。30分早く寝て、1時間早く起きた…「睡眠時間減ってるじゃん!」と突っ込みたくなる朝でした。難しいものです…。

 まぁそんな睡眠事情は置いておいて。昨日から羽毛布団、つまりは冬用の布団をセッティングした。そこで思った不思議なことについて書こうと思います。

 私は気温とか分かりません。もちろん温度も。だからこそ、見えていないのにそれが分かるって不思議だなぁと思う。天気予報とか見たり、室外にある温度計見たり、そういったことをしなくても「何℃くらいだろう」「寒いから服を着よう」とか分かるってことでしょう?

 私は自分が温度とか分かっていなかったということを知ってから、「温度が見えればいいのに」と思うことが増えました。夏も冬も。天気予報で天気が急に変わりますよ、というアナウンスを聴いたときも、「目で見えたらなぁ」と思う。

 色で温度が見えたらいいのに。そう思います。例えば真夏の35℃だったら真っ赤な太陽で、春秋の25℃くらいだったらオレンジの太陽で、真冬の5℃だったら真っ白な太陽で。…あ、でも私の色彩の認識はそこまで優れていないんだった…色彩での判断も人によっては見えないから、ちょっと万能じゃないなぁ。ううむ。

 数字で見えたらいいのに、と思ったけれど、それはそれでちょっと自然発生はしなさそう。目を凝らしたら「25.4℃」とかが見えるとか。まぁ温度という概念を作って、それを数字で示そうとしたのは人間が勝手にやっているからであって、自然界では自然に数字が見えることはないなぁ。これは却下かな。

 私がどう考えても、温度というものは可視化されません。残念。

 誰にも見えていない温度なのに、人は「今日は肌寒い」「昨日より暖かい」「今日は暑い!」「寒い!」とすぐに感じる。服を着ていても分かる。コートを着ていても、体感温度を低くする服を身につけていても、温度を分かるそうです。コートとか防寒なのにね。防いでも分かるってすごいなぁと思う。

 私にとっては、「今日は雨のにおいがする」「湿度が高いにおいがする」「風があるから涼しいのかな」「太陽がすごく光っているから暑いんだろうな」、そういった風とにおい、光だけが温度を知るというものに近い反応。

 しかしながら、結構な確率で外れる。冬にだって太陽は光っているし、風だって涼しいどころか熱風のときだってあるらしい。私の「風があるから今日は涼しいね!」は何度も「いや風が熱いよ」と言われています。風、私はあなたのことを信頼しているのに…裏切るのね…

 夏の指標は最近確立しました。「立ち眩み多いから多分熱中症なりかけてるし気温は30℃超え」、というもの。とは言っても最近も外で立ち眩みがあったので、これまた信用ならない指標のようです。確かそのときの気温は25℃くらい。全く真夏日ではない。

 私が自分の反応から気温を推測しようとどんなに手を尽くしても、小さな子でも分かる「今日は暑いね!/寒いね!」すら分からないんだろうなぁ。どうやって感知しているんだろう。いつ習ったんだろう。なぜ分かるのだろう。

 私は「なぜ気温が分かる?」と聞いたことがあります。身近な人たちに。とても困っているというか、不思議というか、答えがすぐには出ないという反応をもらった。「なぜって…」で大抵詰まってしまう。言語化できないもので、それを習得する方法も伝える方法もないのかもしれない。

 そう考えると、気温を身一つで分かるってすごいことだなぁって思う。きっと目をつぶっていても分かるんだろうし、耳を指で塞いでも分かるんだと思う。鼻も使わないのかもしれない。皮膚だけで分かるのかも。あと脳。

 あと私がすごいなぁと思うことは、寒いと人は無意識に縮むこと。背中を丸めたり、体を硬くしたり、摩擦熱を生み出そうとしたり。「寒い!」と言ってから大体その縮む動作をするから、寒さへの反応なのだろうとは思うけれど、無意識になるんだろうなぁ。「寒いぞ!縮むぞ!えい!」とかじゃなくて。

 私も小さい頃は見よう見真似でやっていました。なんか面白いなぁと思いながら。真似は得意なんですよ私(笑)

 息が白い空気になって見える。空気が澄んでいる。鼻や手が赤くなる。それだけが、私にとって唯一分かる冬の寒さです。…最近の冬は息も見えないし、皮膚の色もあまり変わらないけどね。空気のにおいも早朝だけ、かなぁ。

 人間、すごく不思議。見えないものを理解できるし、それをお互いに共有できる。気温は詳細な言語化がされなくても同じ理解がなされる。温度が低くなれば服を追加、温度が高くなれば服を減らす。自分の体温も、気温も、見えていないのにね。

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