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温度と人間。

626回目です。φです。

今日も雪…ちらほらと見える朝。新鮮だなぁ3日目だけど。飽きないものですね。

そうはいってもしもやけは悪化しているのですが!

室温について温度を感じていない私に対してちょっと思うことがあって、それについて書こうと思います。きっと認識にずれがあるんだろうなぁ。


さて、私の難病の名前は「先天性無痛無汗症」です。何度書いても名前のインパクトすごいなぁと思う。そして矛盾しているなぁと思う。無汗じゃないけど無汗症。私はね。無汗の方もいらっしゃいます。

無痛症って痛いのが分からないんだーと思う。けれど実際、痛みと言うのはたくさんある。温度だって過ぎれば痛みになる。適度なお湯は良いけれど、過ぎて熱湯になったら痛いでしょう?

辛さ(からさ)だって痛みになる。辛いのを食べると舌がヒリヒリしたり、涙が出たり。あれは痛みとして辛さを扱っているから、なのだとか。

地味に影響しているんですよね、痛みこと痛覚って。危険を察知するのも痛みを知っているからで、危険を避けるように自然と学ぶことも痛覚あってこそ。

痛みがないなんて最強じゃない、と言われるけれど、それのいわゆる代償的なものって山ほどある。無くて良い感覚ってないんです。

夏、私は一日中冷房を使っているし、その部屋で生きています。暑いからとかじゃなくて…いや「暑いんだろうなぁ」とは思っていますが。「汗が出るから暑い」のだろうし、汗が出たら面倒だし、何するにも汗ばむってなんか嫌。それに室温が上がると熱中症にもなるし、病院送りになる。私は暑さに弱いみたいで、気温が上がり過ぎると勝手に倒れていることもあるし。生死に関わるっぽい。

つまりは利害と言うか、自分にとって望ましくない結果を避けるために冷房を使う。快適云々じゃなくて。

対して、冬。

福岡の冬ごときでは人間は死なない。服を重ねて着ていれば、0℃くらいなら生きてる。0℃で人間ぽっくり…だったらロシアに人いませんし、北海道にもいない。アメリカにも、ヨーロッパにも。

冬は汗もかかない。見ていて宜しくないのは鳥肌。ちょっとグロテスクだよね(笑)

指は動かしづらくなる。真っ赤になったり紫っぽくなったり。動かしにくいけれど、しばらく握って閉じて、を繰り返しているとそれなりに動く。完全にいつもの動き、ってわけじゃないけれど。物を落としやすくなるし、ちょっと不便。

暖房が入っている匂いのする部屋に行くと、温度差で手足が腫れる。これまた動かしにくい。けれども動かそうと思えば動かせるから問題なし。

他にも色々な不便さはある。水に触れていたらもっと指動かなくなるし。諸々。けれど、夏に比べて生命を脅かすものはなくて、まぁいっか、という程度のことしか発生しない。

したがって、私は暖房をつけない。つける意味を見出せないというか。なくても死なないよ~という判断。

今一番厄介なのはしもやけで、あっという間に悪化して面積広げて領土拡大していて、見た目は悪いし動かしにくさもあるけれど、「許容範囲内」という具合で私に認知されている。しもやけの状態に慣れたら指の動かしづらさを考えた動きをすればいい。

まぁそんな具合に生きています、冬。判断基準がどうなんだろう…とは思うけれど、きっと温度に対する認識が違うから発生する違いなんだろうなぁと思う。感覚ひとつで認識が変わるって面白い。

外を歩いていると、なかなかその違いに気づけて私は楽しい。背中を丸める人、手をこすり合わせる人、小刻みに動く人…たくさんの人が熱を生み出そうとしたり、熱を逃さないようにしたり、なんとかして寒さから逃れようとしている。外にいた人が室内に入ったときの緊張が解けたような顔も、冬ならでは。夏は緊張ではなく別の感じ。

空気が温かくて、気づいて、それに浸ることで快感情につながるんだろうとか思うと、なんとも面白いものです。それが生命維持のために役に立っていて、それがなければ気温変化に気づけず種としては絶えるんだろう、とか思う。

人間って不思議。あ、そういえば気温が高いところに生きている人ほど楽観的で感情の振れ幅が大きくて事件発生率が高くて、気温が低いところに生きている人ほど悲観的で我慢強さがあって事件発生率は高くない、という調査を目にしたことがあります。気温と人間、なかなか面白いものですね。

よく縦長の国にあるのが「南部は〇〇、北部は○○。」という差。日本でもあると思います、北日本と南日本での気質の違い。ううむ、調べてみたくなりました(笑)

さて、寒いときに部屋を温かくして、ホットドリンクを飲むことって心に良い状態をもたらす、という結果を聴いたことがあります。冬は日照時間が減るのでメンタルによろしくない、だからこそ快適に過ごしてくださいね~。

そういう私は年がら年中ホットドリンク飲んでるし、私には関係ないのかもしれない。温度って面白いものですね。

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