私と日本の相性。多分悪めなのが悲しい。
りあです。突然ですが、私は日本の文化が好きです。わびさびな精神性をメインに。茶道、華道、武道。着物。墨の文字。などなど。
いろんなことにチャレンジしてみて、実際に体験してみました。写経、居合道(武道のひとつ)、弓道、書道。父の趣味もあり、延暦寺に泊まったこともある。
体験以外にも、本をたくさん読む。お坊さんの本はたくさん読んでいるし(私のお気に入りは枡野俊明さん)、精神性を説く本、文化を紹介する本、伝統工芸の本、和食の本。本当にたくさんの本を読みます。
しかしながら、とにかくいろんなことをやっても、終着点が「うん、奥ゆかし過ぎてよくわかんない!」なのである。
たとえば、日本語。一時期流行りましたよね、”大和言葉”。私も好きで、本を買って楽しみました。もちろん、日常使いの言葉としたことも。
「お手すきの際に」というフレーズは、お仕事中などに使ったものです。私がオンラインで働いていない時期でしょうか。
まぁその結果、「『お手すきの際に』って言った書類、全然手を付けてもらえてないんですけどー?!」ということが多発した。お手、空かなかったみたいですね、ははは…。
大和言葉以外にも、日本は”婉曲的に言うこと”を美徳とします。ダイレクトに言うと、あからさま過ぎる。少々包み隠すのが品のある行為、だと日本では認識されているようです。
しかし、正直分かりづらい。「…で?」と言いたくなってしまう。奥ゆかしさ、難しい。
今私が密かに熱中している(?)”茶道”。あれですよ、着物着た人が抹茶飲むお稽古。狭い部屋で。
禅の精神にあふれ、わびさび、そして日本の禅文化が集約されたものが茶道。私はそう感じています。それを体験しに行こうと企み中です。
茶道の本や、茶道をやっている人の本を読むことが増えましたが、読むたびに分かってくること。「うん、言葉にしてよいろいろ!」。
やってくるお客さんのために、お茶菓子や道具を選ぶ。掛け軸を選ぶ。花を選ぶ。そういった”おもてなし”の準備を最大限に行うのです、茶道って。すごいですよね。
しかし、何も伝えない。相手が”おもてなし”に気づいて「自分を思ってくれたんだなぁ」と心のなかで感謝する。お客さんも招いてくれた人を気遣う。お茶の飲むペースとかいろいろ。
しかし、何も伝えない。それが茶道(もちろん、すべてが正しい情報ではありません。私が取得した情報、かつ私が理解した内容なので)。
「言わないと伝わらないよ!」「主張してこそ伝わるんじゃないの!」と思ってしまう私、茶道の奥ゆかしさには「おおお…テレパシーのスキルとか必要なんじゃない…?」と思ってしまう。よく分からない。
相性が悪いのかなぁ。と大体いつもこの結論にいたります。いろんな面で。居合道を私は習っていたけれど、「10年振りの復帰!」になった際には「それ、骨格的にどうしようもないのですが…」なことを言われ、続けるのが厳しかった。弓道もしかり。
和食ブームが私に訪れ、マクロビオティックな暮らしを送ってみた。玄米をメインに、野菜、フルーツ、海藻…毎日食べました。あんまりにも体調が悪くなって、病院に行くと「玄米と海藻と…和食やめてください甲状腺に悪いので」と言われるという。
私、日本文化から…「ちょっとあなたとは相性が良くないんですぅ!」って言われてたりするのでしょうか。Yesと言われても「うん、薄々気づいてた」しか言えないのですが。
まぁそうはいっても、日本の文化、特に精神性は素晴らしいものです。外国からは憧れのまなざしで見つめられ、ikigai(生きがい)、mottainai(もったいない)、zen(禅)は彼らのブームでもあります。manga(まんが)はもちろんですが。
日本にいる人こそ、この土地で生まれ育まれてきた文化を見直し、取り入れた方がいいんじゃないかなぁ、と私は思います。外国のものに目が向きがちですが、実はどの国よりも歴史を長く持ち(天皇家とかギネス並みに長いんですよ歴史)、文化に恵まれ(他の国は失われたものも多いのです、戦争や併合によって)ています。
その”ひっそりし過ぎ日本文化”的なことのおかげで、いまいち気づけない&主張されないということもあるのでしょうがね。
Have a romantic day.
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