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しもやけと無痛。

623回目です。φです。

昨日皮膚科の病院に行くと、しもやけの悪化具合に驚かれまして…私としてはすでに「慣れた」見た目で、治っていなかったことに驚きでした(笑)

指が曲げづらかったけれど、慣れたらそこまで気にしない。こんなものかなぁ、と無駄に順応性があります。

しもやけの様子を診断されて、ふと思ったこと。


当然と言ったら当然なのだけど、痛覚の鈍さは全くもって役に立たない。痛みは体の健康維持のため、人体にとって必要不可欠だ。

どうやら私のしもやけ、かゆくて痛くて眠れなくなるだろう、という程度のものらしい。それだけひどいしもやけだったら、冷え性もひどいはず、とのこと。

私のしもやけの原因としては、私がお湯を使っていないことだと私は思う。お湯を私が使うことは難しい。お湯だと思っていたらただの水、ということなんて日常茶飯事だ。

「レバーを赤い方に回したら湯気が出る水」、という認識だったけれど、それは誤り。実際には別のボタンを押して、水を流して、しばらくしてからしかお湯は出てこない。つい最近知りました。

私の前に誰かが使って、それから私が手を洗うなりお皿を洗うなりしていたので、今まで問題にはならなかったし誰も気づかなかったのだと思う。偶然とは重なるものですね。

手を洗う習慣が以前よりも身について、外から帰ってきたら手を洗う。ちょっとしたものを触ったとき手を洗う。外のものを触れたとき手を洗う。お皿を洗う。それを繰り返して、すべて水でやっていて、しもやけは悪化。血液の循環が良くない状態の手を水に浸しまくっているから。まぁ当然と言ったら当然だろう。

そんな具合に、一向に良くなることなく悪化し続けるしもやけ。

それと同時に、私が「夜寒さで眠れないって相当冷えているんだろうなぁ」と思っていたことは、おそらく私にも起きているのだろうということ。初めて考えました(笑)

冬になると指が動かなくなるし、足先は紫だし、お風呂に入れると真っ赤になって温度差に腫れる。それが私にとっては普通で、もはや冬の名物で、それが冷えだとは気づかなかった。

きっと痛覚とかがある人にとっては、これらの症状は痛みを伴うものであって、苛ませる原因となるのだと思う。私にとっては不思議で面白い現象のひとつで、ちょっと厄介なことなだけだとしても。

皮膚科の先生とはかれこれ十数年の付き合いなので、「冬のロシアとかヨーロッパでいつか遊ぼうと思ってるのにー」と言うと、笑いながら「凍傷になるよ」と言われました。実際に私が北国たちに行ったら、無意識のうちに指とかなくなってそうです(笑)

温度がいまいちよく分かっていないことは確かに無痛症の気を付けるべき点だなぁ、と前から思ってはいたけれど、まさかこんなに冬が人体にとって影響を与えるもので、気を付けるどころじゃないことが判明。温度が人体に深刻なダメージを与えるのって夏で、熱中症くらいでしょう、なーんて思ってた。私が甘かった模様。

私は自分が冷え性だとは思っていたけれど、「寒くて痛い、眠れない、歩くと足が痛い」という人に「大変だね冷え症って!」と言っていた昨年までの私よ、他人事じゃなくて私もそのレベルっぽいよ(笑)

しもやけだなぁと観察していた私の指、現在は腫れることを通り越して皮が剥がれて、汁っぽいの出て、ただれて…という具合。これで薬飲んで軟膏塗って、それ以外の対処法はないのだから、なんとも医者泣かせで私の皮膚泣かせだと思う。

なんというか、改めて難病だなぁと思った。人体の損傷とかでも気づかないんだろうと思うと。実際に5針くらい縫う傷でも気づかないことはあったけどさ!絆創膏で良いっか~とか血を見て思ったけどさ!

自分の状態を通して、人間の緻密さに驚きを隠せません。ちょっとした神経の異常か遺伝子の異常で、ひとつの感覚がほぼ使えなくなってしまうのだから。精密機械よりも精密に作られているんだろうなぁ、人体。100年くらい生きる頑丈さがあるくせ、ちょっとしたことで正常と言われる状態から離れてしまう。不思議なものです。

さて、まとめる言葉にしては軽すぎるとは思うけれど、そんな具合に繊細な体を労わってあげてくださいね。意外にもろくて、治らないこともある状態に突然なることもあるのです、人体。長い期間使うことは明らかなのだから、長持ちできるように休ませて、ちゃんと動くようにケアして。

冬はあっためて夏は適温で過ごして、健やかにお過ごしくださーい!今日明日は冷えるそうです。冷え症さんは特にあったかくして過ごしてね!

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